Startup Portfolio
エンタープライズAIプラットフォームのGlean、NVIDIA Nemotron 3 Ultraのサポートを追加しマルチモデル戦略をさらに強化
エンタープライズAIのリーダーGleanは、NVIDIAの最新オープンモデル「Nemotron 3 Ultra」のサポートをプラットフォームに追加したことを発表しました。Nemotron 3 Ultraは、2026年6月の台湾・台北でのComputex基調講演においてNVIDIAのCEO Jensen HuangがGleanしたばかりの最新モデルで、550億パラメータの混合エキスパート(MoE)アーキテクチャを採用し、フロンティアLLMの性能の91%をオープンモデルのコストプロファイルで実現します。Gleanのこの対応により、エンタープライズ顧客はコスト効率の高いエージェント型タスクに向けた新しいオープンモデルの選択肢を手にすることになります。GleanのチーフプロダクトオフィサーであるEmrecan Doganは「企業は1つのモデルがすべてをこなすべきだという考えを超えつつある。GleanはNVIDIA Nemotron 3 Ultraを、モデルの選択・コスト・パフォーマンスが重要なエンタープライズAIワークフローに統合する」と述べています。
今回の発表はGleanとNVIDIAの継続的な連携の延長線上にあります。GleanはすでにNVIDIA Nemotron 3 Nanoをベースにポストトレーニングを施したエージェント型検索モデル「Glean Waldo」を開発しており、従来のフロンティアモデルが担っていた検索タスクをWaldoが引き受けることで、レイテンシを50%削減しトークン消費量を25%削減することに成功しています。これによりフロンティアモデルの推論・応答キャパシティを、本当にそれが必要な高度なタスクのために温存することができます。NVIDIAのバイスプレジデントKari Briskiは「Nemotron 3 Ultraのオープンモデルとしての設計は、GleanのようなエンタープライズAIプラットフォームがフロンティアの能力に近いパフォーマンスを提供しながら、コストを大幅に削減できることを意味する」と語っています。Gleanのアプローチは「複数のモデルが協調して動作することで、より少ないトークンでフロンティアレベルのインテリジェンスを実現する」というトークンエコノミクスの設計思想に基づいており、Nemotron 3 Ultraの追加はその実践の最新事例となります。
エンタープライズ向けAIプラットフォーム市場では、特定の単一モデルベンダーへの依存(モデルロックイン)を回避しつつ、業務内容・コスト・セキュリティ要件に応じて最適なモデルを柔軟に選択できるマルチモデル対応が急速に重要性を増しています。Gleanはこの流れを先取りし、セキュアなエンタープライズ環境の中でGPT-4o・Claude・Gemini・Nemotronなど複数のLLMを横断的に活用できるオーケストレーションレイヤーとしてのポジションを確立しつつあります。今回のNemotron 3 Ultra対応は、エンタープライズ顧客がより多くの柔軟性を持ってAIをビジネス全体に展開できる環境をさらに整えるものです。
Gleanについて
Gleanは、エンタープライズAIの信頼されたコンテキストおよびインテリジェンスレイヤーを提供する米国カリフォルニア州マウンテンビュー拠点のスタートアップです。「Glean Enterprise Graph」と呼ばれる社内データグラフを基盤として、全従業員に強力なAIアシスタントを提供する「Glean Assistant」と、自然言語でAIエージェントの作成・利用・管理を可能にする「Glean Agents」を中心としたプラットフォームを展開しています。複数のLLMモデルをセキュアなエンタープライズ環境でオーケストレーションする独自のマルチモデル設計を持ち、NVIDIAとのNemotronファミリー連携をはじめ、エンタープライズAIにおけるトークンエコノミクスの最適化を追求しています。
関連ニュース








Glean に興味がありますか?
最新ニュース

ヘルステックのAktiia、血圧管理システムHiloがTIME誌の2026年最高の発明品に選出
2026/10/17

ITサービス管理のAtomicwork、元MoveworksおよびSedaiの幹部をグローバルマーケティングのトップに起用
2026/10/17

家族介護者向けに看護助手や在宅介護支援員としてのトレーニングを提供する"Abby Care"がSeries Cで$82Mを調達
2026/10/16

建物内装工事向けの汎用ロボットを開発するPhysical AIスタートアップの"Origin"がステルス状態から脱して累計$20Mを調達
2026/10/16

インドの宇宙ロボティクススタートアップの"Cosmochute"がPre-Seedで$1.5Mを調達
2026/10/16
