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生成AIのAnthropic、政府機関向けClaude for Governmentを正式提供開始
Anthropicは、政府機関向けのClaude for Governmentを、アメリカの連邦政府と州政府の機関向けに一般提供(GA)すると発表しました。同サービスは、Claudeのコーディング機能とエージェント型の業務機能を、FedRAMP Highの認可を受けた環境で提供するもので、7月から公開ベータとして提供されていました。FedRAMP Highは、米政府クラウドのセキュリティ認証制度で最も厳しい区分です。同社によると、各機関は商用顧客と同等の機能をコンプライアンス要件を損なわずに利用でき、新機能も原則として商用版と同じ周期で追加されます。あわせて、Claude Codeのコマンドラインインターフェース(CLI)とClaude for Microsoft 365も、同じ環境と管理機能のもとでアーリーアクセスの提供を始めました。
職員はデスクトップ上のファイルを直接扱いながら、スキル、プラグイン、プロジェクトを使って、メモの作成、提案依頼書(RFP)の審査、案件処理などを進められます。開発チームはClaude Codeを使い、公共サービスを支えるソフトウェアの構築や刷新に取り組めます。料金面では座席単位の課金を設けず、利用量を一定単位で前払いし、上限額を超えない仕組みとしました。管理者は利用者の階層ごとに支出額と利用モデルの上限を設定し、利用者別・モデル別の利用状況を追跡でき、残高が少なくなる前に通知を受け取れます。部局単位の管理者が下部組織に利用枠を配分し、各組織が自らの利用者を管理する形にも対応しています。
統制面では、管理操作が監査ログに記録され、Anthropic側の機微な操作には2人の承認が必要です。利用データの書き出しは計量データに限られ、会話履歴は機関が管理する端末内に保存されます。セキュリティ担当者や認可担当官は、運用認可(ATO)の手続きを支える監査ログと文書を利用でき、調達担当者はAnthropicと直接、一般提供の条件で契約を結べます。導入にあたってクラウド事業者との別途の契約は不要で、アプリケーションは各機関の標準的なモバイルデバイス管理(MDM)基盤から配布できるとしています。
Anthropicについて
Anthropicとは、2021年に設立されたアメリカのAI企業で、本社はカリフォルニア州サンフランシスコにあります。Dario AmodeiとDaniela Amodeiらが共同創業し、Dario AmodeiがCEOを務めています。主力製品は大規模言語モデル群Claudeで、開発者向けAPIやコーディング支援のClaude Codeも提供しています。公益法人(PBC)の形態をとり、解釈可能性やモデルの安全性の研究に注力しています。信頼でき、理解・制御しやすいAIシステムの開発を掲げています。
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