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2026/10/03

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宇宙製造のVarda Space Industries、再突入カプセル2機を同一ロケットで初めて打ち上げ

Varda Space Industriesは、再突入カプセル「W-8」と「W-9」を、アメリカ・カリフォルニア州のヴァンデンバーグ宇宙軍基地からSpaceXのライドシェアミッション「Transporter-18」で打ち上げたと発表しました。同社が2機の宇宙機を同じロケットで打ち上げるのは今回が初めてで、商業用の再突入機2機が同時に軌道へ送られるのは史上初だとしています。同社はこれまでも2機を同時に軌道上で運用した経験がありますが、今回の同時打ち上げを、打ち上げと再突入の頻度を高める「機体群での運用」への移行と位置づけています。2機は、拡張したばかりのエルセグンドのミッション運用施設から並行して管制されます。

2機には政府と民間の顧客の搭載物が積まれています。W-8の内部には、熱防護システムを手がけるCanopy Aerospace & Defenseの搭載物があり、光ファイバーセンサーで再突入中の耐熱シールドの温度、熱流束、損耗を計測します。W-8の外面には、次世代の熱防護材が取り付けられています。資金は、極超音速試験を支援する政府プログラムと、米空軍研究所(AFRL)のPrometheusプログラムから出ています。W-9の内部には極超音速飛行中のデータを収集する航法システムを、外面にはSyensqoの次世代複合材のサンプルを埋め込んだ耐熱材を搭載しました。同社は、実際の極超音速再突入環境で部材や材料を飛行させることで、地上では再現できないデータが得られると説明しています。

同社は2024年以降、6機のカプセルを安全に地球へ帰還させており、製薬企業や政府の顧客の需要に応えるため、複数機を同時に運用する体制づくりを進めてきました。自律システム担当VPのWendy Shimataは、宇宙での製造を産業として成り立たせるには、高い頻度、1回あたりの低コスト、判断のたびに人を介さないシステムが必要だと述べました。そのうえで、同じロケットで2機を飛ばすことは再突入を当たり前のものにする取り組みそのものだとしています。ミッション管理担当VPのBrandi Sippelも、W-1以来目指してきた能力に到達した転換点だとし、年間の打ち上げと再突入の回数は今後さらに増えていくと述べています。


Varda Space Industriesについて
Varda Space Industriesとは、2021年に設立されたアメリカの宇宙企業で、本社はカリフォルニア州エルセグンドにあります。Will BrueyとDelian Asparouhovが共同創業し、Will BrueyがCEOを務めています。微小重力環境を利用した医薬品の軌道上プロセスと、地球に帰還する極超音速再突入カプセル「Wシリーズ」を開発・運用しています。製薬企業や政府機関を主な顧客とし、ワシントンD.C.とアラバマ州ハンツビルにも拠点を置いています。

 

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