1. Home
  2. News
  3. フィンテックのTrade Republic、ギリシャで当座預金口座の提供を開始し新規顧客に年3%を提示
2026/10/03

Startup Portfolio

フィンテックのTrade Republic、ギリシャで当座預金口座の提供を開始し新規顧客に年3%を提示

ドイツのTrade Republicは、ギリシャで当座預金口座の提供を始め、同国での事業を投資サービスから日常の銀行取引へと広げました。利用者は、株式、ETF、債券の取引に使うのと同じアプリで、給与の受け取り、請求書の支払い、SEPAの即時送金を行えます。同社はすでにギリシャの利用者に、投資商品、決済カード、未投資の現金への利息を提供していました。カード決済額の1%を利用者が選んだ積立プランに回す「Saveback」も提供済みです。入金した資金は、そのまま支払いに使うことも、運用しながら置いておくことも、積立プランに回すこともできます。同社は7月にもポルトガルで現地支店を開設し、現地の口座番号を付けた当座預金口座を始めています。

同社のギリシャ向けサイトは、新規顧客を対象に、5万ユーロまでの残高に年3%のリターンを提示しています。リターンは日次で計算されて毎月支払われ、資金はいつでも引き出せます。金融メディアのFinance Magnatesによると、この3%は提携銀行からの利息、流動性ファンドの運用収益、同社による上乗せを組み合わせた販促的な水準です。5万ユーロを超える部分や販促期間終了後の利率は示されていません。同社は、ギリシャの家計金融資産の58%が預金で保有されているとして、平均0.03%という金利と自社の条件を比べています。これに対しFinance Magnatesは、ギリシャ中央銀行の0.03%は家計の普通預金に限った数値だと指摘しています。

同口座を提供するTrade Republic Bank GmbHは、ギリシャの現地法人ではなく、ドイツ連邦金融監督庁(BaFin)の監督を受けるドイツの銀行です。同社のギリシャ向け開示によると、顧客の現金は最大2つの提携銀行の信託口座に保管され、1人あたり10万ユーロまで各行の預金保険の対象となります。それを超える残高は流動性ファンドに振り向けられる場合があり、会社の資産とは分別されるものの預金保険の対象外です。ギリシャでの顧客数、口座提供を段階的に進めるかどうか、3%の販促金利の期間については明らかにされていません。


Trade Republicについて
Trade Republicとは、2015年にChristian Hecker、Thomas Pischke、Marco Cancellieriが設立したドイツのフィンテック企業で、本社はベルリンにあります。ドイツの銀行免許を持ち、連邦金融監督庁(BaFin)の監督を受けています。株式、ETF、債券の積立投資や端株取引、暗号資産、利息付きの現金口座、決済額の1%を投資に回すカードなどを一つのアプリで提供しています。欧州各国で事業を展開し、自らを欧州最大の貯蓄プラットフォームと位置づけています。

 

TagsFinTech

関連ニュース

Contact

AT PARTNERSにご相談ください