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2026/10/09

Startup Portfolio

防衛テックのAnduril Industries、潜水艦部品の新造船所を建設し米海軍と合わせ66億ドルを投資

Anduril Industriesは、米海軍のバージニア級攻撃型原子力潜水艦の主要部品を製造する新しい造船所「Arsenal-2」を建設すると発表しました。トランプ米大統領が発表したもので、Andurilは37億ドルの民間資本を投じます。米海軍は同社に最大29億ドルの契約を発注しており、支払いは実際の生産実績に連動する仕組みです。合計66億ドルを米国の潜水艦産業基盤に投じることになります。Arsenal-2は大型の構成部品や組立品を製造し、最終組立を担うGeneral DynamicsのElectric BoatとHuntington Ingalls IndustriesのNewport News Shipbuildingに納入します。米海軍の艦隊整備やAUKUS(米英豪の安全保障枠組み)の約束を果たすには、潜水艦の生産能力の大幅な拡大が必要とされています。

Arsenal-2は、メリーランド州ボルティモア郡のTradepoint Atlanticに建設されます。3,100人の直接雇用と1万1,000人超の間接雇用を生み、年間20億ドルの経済効果をもたらすとしています。許認可の取得と用地の準備を直ちに始め、2030年の初期稼働を見込んでいます。施設は約76ヘクタールの敷地に建つ延べ床面積200万平方フィート(約18.6万平方メートル)超の規模で、全長約366メートルのドライドックを備えます。同社の産業用ソフトウェア「ArsenalOS」が造船所全体のデジタル基盤となり、製造工程、資材の移動、検査、文書管理を一つのシステムで結び、生産状況をリアルタイムで把握できるようにします。

同社はArsenal-2の建設と並行して、カリフォルニア州オレンジ郡に延べ床面積16万平方フィート(約1.5万平方メートル)の新工場を立ち上げます。魚雷発射管などバージニア級の重要部品の試作と生産を担い、Arsenal-2の稼働に先立って2年早く製造手法や品質管理の仕組みを検証し、人材の育成も進めます。この進め方は、オハイオ州の生産拠点「Arsenal-1」と同じです。Andurilは、ロードアイランド州の海洋関連工場、オーストラリア・シドニーの無人潜水艇「Ghost Shark」の工場、ミシシッピ州のロケットモーター工場など、米国と同盟国に生産拠点のネットワークを広げています。


Anduril Industriesについて
Anduril Industriesとは、2017年に設立されたアメリカの防衛テクノロジー企業で、本社はカリフォルニア州コスタメサにあります。Palmer Luckeyらが共同創業し、Brian SchimpfがCEOを務めています。AIを活用した指揮統制ソフトウェア「Lattice」を中核に、自律型の無人機や無人潜水艇、対ドローンシステムなどを開発・製造しています。オハイオ州の大規模生産拠点「Arsenal-1」をはじめ、米国と同盟国に生産拠点を広げています。

 

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