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2026/10/15

Startup Portfolio

サーバーレスAIインフラを提供する"Modal"がSeries Dで$750Mを調達し評価額は半年足らずで約3.4倍の$15.75Bに拡大

Modal Labsは、Accelがリードし、Kleiner Perkins、Menlo Ventures、General Catalyst、Redpoint Ventures、Lux Capital、Amplify Partners、Bain Capital Venturesが参加したSeries Dで$750Mを調達し、資金調達後の評価額が$15.75Bに拡大しました。今回の資金調達は、5月に実施した$355MのSeries Cからわずか5カ月後のことで、当時の評価額は$4.65Bでしたが、半年足らずで約3.4倍に上昇しました。

2021年に設立されたサーバーレスAIインフラを提供するModalは、AIワークロードの予測困難なリソース需要に対応するため、独自のファイルシステム、コンテナランタイム、スケジューラー、ネットワークをゼロから再構築しました。現在は20以上のクラウドにまたがるコンピューティングリソースを運用しています。従業員数は200人を超え、New York、San Francisco、Stockholmに拠点を構えています。Modalの共同創業者兼CEOのErik Bernhardssonは以前、Spotifyで音楽レコメンデーションシステムを率い、Better.comではCTOを務めていました。

事業の成長も同様のペースで進んでいます。Modalによると、年換算売上高(ARR)が$1Bを突破しました。Series Cの時点で約$300Mを突破したばかりでしたが、わずか5カ月で3倍以上に拡大したことになります。同社によると、利用量は3倍に増加し、売上高は前年同期比で15倍以上に成長しています。

Modalの中核製品であるFunctionsは、開発者がプラットフォーム上でコードを直接実行できるサービスです。画像生成モデル、Sunoの音楽生成、SGLangやvLLMを利用したLLM推論、モデルの学習などに活用されています。2023年に提供を開始したSandboxesは、独立した製品へと成長し、単独で年換算売上高$300Mを生み出しています。Modalはこれまでに約30億個のサンドボックスを起動しており、最大100万個を同時稼働させることができます。

顧客企業の活用事例は多岐にわたります。TypeSafe AIのJevは、Modal上での運用開始からわずか3日間で1兆トークンを処理しました。DoorDashのAIプラットフォームチームは、実験段階から本番環境への移行にModalを活用しています。Cognition、Ramp、Linear、Hebbiaはバックグラウンドで稼働するAIエージェントを構築し、Runwayは動画生成に利用しています。また、Physical Intelligence、Generalist AI、1Xはロボットの学習に活用しており、創薬スタートアップのChai DiscoveryやAchiraもModal上でシステムを稼働させています。

Modalは、今回調達した資金を、複数ノードを利用したモデル学習、強化学習、ポストトレーニング関連製品の開発、推論性能のさらなる改善、Sandboxesにおける仮想マシンのサポート拡大に充てる計画です。

今年は、AI推論およびインフラ分野における資金調達が異例の活況を呈しています。Basetenは1月時点の企業評価額$5Bから、半年以内に報道ベースで$13Bを目指す水準まで上昇させ、Fireworks AIも先月、新たに$1.5Bを調達しました。しかし、これら2社が主に推論処理サービスに注力しているのに対し、Modalはサーバーレスコンピューティング、サンドボックス、モデル学習を包括する、より幅広いプラットフォームとしての地位を確立しようとしています。企業評価額$15.75BとなったModalは、Wowtaleがこれまで取り上げたAIインフラ企業のなかで、最も高い評価額を持つ企業となりました。

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