Startup Portfolio
がん治療薬のArriVent、Cancer CellでfirmonertinibのPhase 1b結果を公開し240mg群で奏効率68%
ArriVent BioPharmaは、EGFR PACC変異を持つ未治療の進行非小細胞肺がん(NSCLC)を対象としたfirmonertinibのPhase 1b FURTHER試験について、前臨床・臨床結果が学術誌Cancer Cellに掲載されたと発表しました。240mg群では盲検独立中央判定による確認済み客観的奏効率(ORR)が68%、無増悪生存期間(PFS)中央値が16.0カ月となりました。160mg群ではORRが43%、PFS中央値が11.1カ月でした。EGFR PACC変異はEGFR変異腫瘍のおよそ12%を占める一方、確立された標的治療の標準がない患者群とされています。
脳転移を有する評価可能な17人では確認済み頭蓋内ORRが47%となり、このうち41%が完全奏効でした。また、評価可能な患者の80%がCycle 3までにctDNAの完全分子学的奏効を達成しました。ctDNAが消失した患者ではORRが70%、PFS中央値が15.1カ月だったのに対し、消失しなかった患者ではそれぞれ20%、3.0カ月でした。前臨床研究では、firmonertinibのtrifluoroethoxy側鎖がPACC変異EGFRのkinase domainとの追加の接触点を形成し、osimertinibより高いin vitro活性につながる可能性が示されました。
今回掲載された臨床データの主要部分は、2025年のWCLCなどで報告されていたFURTHER試験に基づきますが、Cancer Cell論文では薬剤の構造的な作用機序やctDNA消失と臨床転帰の関係を含めて前臨床・臨床データを統合しています。ArriVentは現在、EGFR PACC変異NSCLCの一次治療を対象にfirmonertinibを比較評価するグローバルPhase 3 ALPACCA試験の患者登録を進めています。同社は承認された場合、化学療法を使わない経口標的治療としてこの患者群の治療選択肢を広げる可能性があるとしています。
ArriVent BioPharmaについて
ArriVent BioPharmaとは、2021年に設立されたアメリカの臨床段階バイオ医薬品企業で、本社はペンシルベニア州Newtown Squareにあります。共同創業者にはCEOのZhengbin “Bing” Yaoと研究開発PresidentのStuart Lutzkerが含まれます。主力候補薬firmonertinibに加え、ARR-217やARR-002などの次世代ADCを開発しています。海外で生まれた有望な医薬品候補を導入し、グローバルで臨床開発・承認・商業化する戦略を特徴とします。治療選択肢が限られる患者へ差別化された医薬品を届けることを目指しています。
関連ニュース








ArriVent BioPharma に興味がありますか?
最新ニュース

リーガルテックのClio、Lexsoft Systemsと提携し欧州・中東・アフリカ地域でのAIプラットフォーム展開を拡大
2026/10/20

生成AIのOpenAI、Emirates NBDと提携しUAE国内の推論基盤でGPTモデルを銀行業務へ導入
2026/10/20

公共安全ソフトウェアのMark43、Boxと統合しデジタル証拠を事件記録へ直接接続
2026/10/20

カスタムAIソリューションを提供するマネージドAI実行企業の"RapidCanvas"がSeries Bで$29Mを調達
2026/10/19

生成AIのAnthropic、株式5%をPublic Benefit Fundに拠出し企業価値上昇に応じ追加配分
2026/10/19
