AIを活用したカスタマーサービスプラットフォームの"Kustomer"がSeries Bで$30Mを調達

Kustomerは、Norwestがリードし、Battery Ventures、Redpoint Ventures、Boldstart Venturesが参加したSeries Bで$30Mを調達した。

AIを活用したカスタマーサービスプラットフォームのKustomerは、AIを活用した自動化、人の専門知識、接続されたCRMを組み合わせることで、あらゆるチャネルで簡単でパーソナライズされたサポートを提供できるように企業を支援します。統合されたAI機能と使用量ベースの価格モデルにより、Kustomerはカスタマーサービス管理を簡素化し、業務のスケーリングと最適化を容易にします。

カスタマーエクスペリエンス全体のスタックが変化しています。顧客の期待は高く、エンゲージメントはデジタルファーストであり、AIはブランドがオーディエンスとやり取りする方法を変革しています。Kustomerは、最もインテリジェントで完全なCXプラットフォームによって、この瞬間に対応しています。従来のヘルプデスクはチケットの管理を目的に構築されており、シームレスな体験の提供には向いておらず、チャネルを超えた複雑性の管理やパーソナライズの提供に苦労しています。一方、新しいAIファーストのベンダーは洗練されたチャットインターフェースを提供しますが、顧客データへのアクセス、機能の深さ、複雑なサービス業務を処理するために必要なオーケストレーションに欠けています。

「すべてのチャネルにおいて素晴らしいカスタマーエクスペリエンスを提供することは、これまでになく重要です。AIだけでは十分ではありません。それは顧客に届き、CXチームの日常業務に組み込まれている必要があります。それこそがKustomerを際立たせる点です。当社はプラットフォームをゼロから構築し、リアルタイムデータと深いコンテキストでAIを運用化し、チームが顧客を喜ばせ、実際の成果を生み出せるようにしています。Norwestとのパートナーシップにより、AIネイティブプラットフォームへの注力をさらに強化し、グローバルなエンタープライズ需要に応えてスケーリングしていきます」とKustomerの共同創業者兼CEOは述べています。

Kustomerのプラットフォームは、AIエージェントをオーケストレーションする中核要素であるリアルタイムデータ、深いコンテキスト、意思決定対応インフラストラクチャを中心に設計されています。その結果、このプラットフォームは単なる記録システムではなく、アクションのシステムとなっています。同社は過去1年で、AI Agents for RepsとAI Agents for Customersという2つのAIネイティブ製品をすでにリリースしています。

AI Agents for Repsは、応答の下書き、関連データの提示、手作業の排除を通じて、エージェントの生産性を30%以上向上させるインテリジェントなコパイロットです。AI Agents for Customersは、チャット、メール、音声、WhatsAppといったチャネルにおける問い合わせの最大40%を自動解決します。

これらのエージェントはプラットフォームに深く統合され、統一されたタイムライン上で連携し、ライブワークフロー内で実行され、各インタラクションを通じて継続的に改善され、すべてのサポートチームの一部として機能します。ERPやCRMなどのバックエンドシステムと接続されており、レコードの更新、返金処理、アクションのトリガー、ワークフロー全体の完了などを人手を介さずに実行できます。Kustomerはこれらの新製品により、すでに大きな成長を遂げています。

この新たな資金は、KustomerのAIロードマップの拡張と加速に活用され、より多くのブランドが自信を持ってサポート業務を近代化できるよう支援します。コアプラットフォームの機能改善に加え、同社は透明性、説明責任、ブランド基準に合った柔軟でパーソナライズされた体験の創出に向けたツールの強化も続けています。Kustomerはまた、ローカライズされたサポート、地域のGTMチーム、グローバル顧客の特有のニーズに対応するソリューションを通じて、国際市場での存在感を拡大しています。