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2025/09/05

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EdTechのPrimer Foundation、持続可能なマイクロスクールモデルで教育格差解消を目指す

Primer Foundationは、家庭の経済状況に関わらず、子どもたちが質の高い教育を受けられるようマイクロスクールの普及に取り組んでいます。代表を務めるLisa Tarshis氏は、自身の家族の経験から教育選択肢の重要性を痛感し、財政的理由で学びの機会を失う子どもを減らす活動を続けています。Primer Microschoolは、K-8年生を対象に数学とリテラシーを基盤としつつ、生徒の興味や情熱を探求する教育モデルを採用。各校は地域に根ざし、生徒数150人以下という小規模体制で運営されます。約3割の生徒が2学年以上の学力不足を抱えて入学しますが、多くが短期間で大きな進歩を遂げています。

 

Primer Foundationは、年間1,000〜2,500ドルの奨学金で子どもに1年間の教育機会を提供できるとし、今後3〜5年で教育コストを教育選択制度の補助金で賄える水準まで下げることを目指しています。また、フロリダ州での法改正(HB 1285)を支援し、宗教施設や劇場などを学校として利用可能にすることで、州内に約5万カ所の新たな教育拠点を創出しました。今後の目標は、5年以内に都市部と農村部を含めた1万人の生徒をPrimer Microschoolに在籍させることです。そのために、教会など既存施設と連携し、低コストかつ迅速に新校を開設できるモデルを採用しています。

 

Primer Foundationについて
Primer Foundationは、米国全土でマイクロスクールを運営するPrimerと連携し、奨学金制度や政策支援を通じて教育格差を是正する非営利団体です。家庭の経済状況に左右されず、子どもたちが安心して学べる場を提供し、教育の多様性を推進しています。

 

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