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配車サービスLyftが、FinTechのChangeと提携し、寄付プログラム「Round Up & Donate」を強化
配車サービス大手のLyft(Nasdaq: LYFT)は、寄付テクノロジーのリーディングプラットフォームであるChangeとの提携を発表しました。これにより、Lyftの社会貢献プログラム「Round Up & Donate(端数寄付)」の運営基盤がさらに強化されます。2017年に開始された「Round Up & Donate」は、ライダー(乗客)が運賃を次のドル単位に切り上げ、その差額を慈善団体に寄付できる仕組みです。これまでにLyft利用者は、Goodwill、Welcome.US、Human Rights Campaign、YMCAといった団体に4,200万ドル以上を寄付してきました。このプログラムは、交通アクセス格差の是正を目指すLyftUpイニシアチブの一環として展開されています。
今回のChangeとの連携により、非営利団体の認証チェックや支払いスケジュールの管理、寄付レポートの自動化が可能になります。これにより、Lyftのソーシャルインパクトチームは事務処理から解放され、パートナーシップの拡大や利用者とのエンゲージメント向上に集中できるようになります。
Lyftのシニア・ソーシャルインパクト・マネージャーであるCelia Moreno氏は、「Round Up & Donateはこれまでに大きな成果を上げてきました。Changeとの協業により、より多くの寄付機会を提供し、プログラムの社会的インパクトをさらに拡大できると確信しています」と述べています。また、Lyftは9月30日に新たに5つの非営利団体をプログラムに追加し、ライダーが関心のある活動を支援する選択肢を拡大しました。Changeの共同創業者であるAmar Shah氏は、「Lyftは日常の寄付文化を切り開いた先駆者です。私たちはChangeの技術を通じて、より多くの慈善団体が恩恵を受けられるよう支援していきます」とコメントしています。LyftとChangeの協力は、企業が社会貢献をより透明かつ効率的に実践できる新たなモデルとして注目されています。
Changeについて
Changeは、企業が大規模かつ法令遵守のもとで寄付プログラムを立ち上げ、管理できるよう支援するテクノロジープラットフォームです。寄付API、コンプライアンスダッシュボード、非営利団体の認証ツールを備え、寄付のラウンドアップ、スイープステークス、購入額の一部寄付といった多様な寄付体験を実現します。Changeは、寄付の透明性と正確性を保証し、企業が信頼できる社会的インパクトを創出するための基盤を提供しています。
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