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APIセキュリティのNoname Securityが1億3500万ドルの投資を受け、評価額10億ドルを達成
イスラエル創業のスタートアップで、API(アプリケーションプログラミングインターフェース)保護に特化したサイバーセキュリティ企業であるNoname Securityが評価額10億ドルで新たに1億3500万ドルの投資を獲得し、イスラエルのユニコーン企業として最も新しい存在になったと発表しました。今回の資金調達は、カナダのフィンテック企業Georgianと米国のベンチャーキャピタルLightspeed Venture Partnersが主導し、Insight Partners、Cyberstarts、Next47、Forgepoint、The Syndicate Group(TSG)が参加しました。この投資は、ノナメセキュリティの営業チームと研究開発チームの採用資金に充てられる予定です。
Noname Securityは、2021年に評価額10億ドル以上の企業であるユニコーン・クラブに、少なくとも33社の他のイスラエル企業に加わりました。この1年は、サイバーセキュリティ、フィンテック、エンタープライズITおよびデータ企業への大規模な投資に牽引され、イスラエル企業の資金調達は記録的なものとなっています。カリフォルニア州パロアルトに本社を置くNonameは、CEOを務める起業家のOz Golanと、技術担当副社長のShai Levyによって2020年に設立された企業です。このスタートアップは、データ漏洩、認証問題、データ破損から企業を保護するためのセキュリティプラットフォームを開発しました。Nonameによると、フォーチュン500の多くの企業と連携しており、そのプラットフォームは1日あたり1,000以上の攻撃をブロックしているそうです。
Golanは声明の中で、次のように述べています。「あらゆる業界の企業が広範なデジタル化を経験しており、何千もの新しいAPIの導入が加速し、世界規模のビジネスのためにそれらを保護することが非常に重要になっています。既存の投資家とともにGeorgianの支援を受け、当社は業界をリードする技術を拡大し、顧客がAPIを展開する際のリスクを軽減できるよう支援していきます。」
GeorgianのリードインベスターであるMichael Robinsonは、次のように述べています。「この投資がNoname Securityがデジタル変革の重要な要素であるAPIセキュリティの未来を形作るために、我々が見た並外れた機会を証明するものです。」
今回の資金調達により、Nonameのこれまでの資金調達額は2億2000万ドルを超えました。同社は6月に6000万ドルを調達したのが最後で、それに先立つ昨年12月にはLightspeedが主導して2500万ドルのラウンドを実施しました。
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