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急速充電可能な電気自動車用バッテリーセルのStoreDotが、2024年の急速充電池生産に向け前進
イスラエルの新興企業であるStoreDot社は、2024年の生産予定日に向けて、戦略的パートナーや潜在顧客に対して、急速充電可能な電気自動車用バッテリーセルの生産準備サンプルを出荷したと発表しました。設立から10年のStoreDot社は、2024年に5分間の充電で100マイル(約161km)の航続距離を実現する先進的な電池の生産を目指しています。同社のリチウムイオン電池は、シリコンを多く含む電極を使用しており、より多くのエネルギーを蓄え、より速く充電することが可能です。
電池の専門家は、急速充電機能の開発により、EVメーカーがより小さな電池パックを搭載できるようになり、その結果、自動車のコストを下げることができると述べています。また、バッテリーの充電時間を内燃エンジン車の給油時間と同じにすることで、潜在的な顧客にとってEVがより魅力的になる可能性もあります。ヘルツリーヤに拠点を置くStoreDotは、メルセデス・ベンツ(MBGn.DE)、BP Plc (BP.L)、VinFast、吉利のボルボ・カーズ (0175.HK)、ポールスター (INBSCL.UL) 、サムソン (SAGR.UL) 、TDK (6762.T) および Ola Electric (OLAE.NS) といった企業の投資家や中国の製造パートナー EVE Energy (300014.SZ) によって支援されています。2012年の創業以来、StoreDotは2億6900万ドルを調達し、評価額は13億ドルに達しています。今年初めにはシリーズDラウンドの資金調達を完了しました。
StoreDotは、検証テストのために10数社に30Ahのパウチセルを出荷しています。最終的には、2028年までに航続距離100マイルで充電時間を3分、2032年までに2分に短縮することを目指しています。
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