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異種移植のeGenesis、遺伝子改変ブタ腎EGEN-2784で5例の臨床アップデートを公表
eGenesisは、腎不全患者向けに開発する遺伝子改変ブタ由来腎臓「EGEN-2784」のExpanded Accessにおける臨床アップデートを公表しました。Mass General Brighamとの取り組みで5人がEGEN-2784の移植を受け、このうち3人は透析を必要とせず8カ月を超えて腎機能を維持しています。1人は9カ月を超える透析不要期間を記録しました。
さらに5人のうち2人は、その後ヒトドナーからの腎臓移植へ移行しました。eGenesisによると、異種移植からヒト臓器による同種移植へ移行した初の報告例であり、遺伝子改変ブタ腎がヒトドナー臓器を待つ患者の橋渡しとなり得る可能性を示しています。
米国食品医薬品局はEGEN-2784を評価するPhase 1/2/3試験を既に承認しており、eGenesisは33人の腎不全患者を対象とするRESTORE試験の開始を予定しています。異種移植では長期安全性、免疫拒絶、感染症などの検証が引き続き必要ですが、Expanded Accessで複数患者から得られたデータは、単発の実験的移植から体系的な臨床開発へ進む重要な段階となります。
eGenesisについて
eGenesisとは、2015年にLuhan YangとGeorge Churchが設立した、米国ケンブリッジを拠点とするバイオテクノロジー企業です。CRISPRなどの遺伝子編集技術を用いて、人への移植を目的としたブタ由来の臓器、組織、細胞を開発しています。主力プログラムは腎不全向けEGEN-2784で、肝臓や心臓の異種移植プログラムも進めています。複数の遺伝子改変を組み合わせ、免疫拒絶や感染リスクを低減する臓器設計を強みとしています。世界的な移植用臓器不足を解消することを目指しています。
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