Startup Portfolio
AIのCognition、元Facebookのセキュリティ責任者Alex Stamosを最高セキュリティ責任者に迎えセキュリティ製品の開発を強化
AIソフトウェアエンジニア「Devin」を開発するCognitionは、Alex Stamosを最高セキュリティ責任者(CSO)に迎えました。Axiosが報じ、Stamos本人もX上に「Why I'm joining Cognition」と題した記事を投稿して参画を明らかにしています。StamosはこれまでYahooとFacebookでセキュリティ部門を率い、直近ではAIセキュリティのスタートアップCorridorとSentinelOneでセキュリティを統括していました。同氏はAxiosに対し、Cognition自体をサイバー攻撃から守るだけでなく、新たなセキュリティ製品の投入にも関わると述べています。
Stamosは、今後3〜5年がサイバーセキュリティの歴史の中で最も重要な時期になるとの見方を示しています。同氏は投稿の中で、攻撃者は安価なハードウェア上でオープンウェイトモデルをほぼコストをかけずに動かせると指摘しました。一方で防御側は、フロンティアモデルを定価で利用しながら数十年分の古いコードも修正しなければならず、今後の課題は技術と同時に経済の問題でもあるとしています。問題の多いコードにフロンティアモデルを投入するだけでは費用がかさみ、根本的な脆弱性の解消にもつながりにくいとして、多くの組織が実際に負担できる解決策に注力する考えです。
Axiosによると、Cognitionは安全なソフトウェア開発ライフサイクルを自動化する製品を検討しており、旧来の企業向けソフトウェアのコードをコンテナ化された最新のアーキテクチャへ書き換えるツールも含まれます。Stamosは投稿で、フロンティアモデルより大幅に安価だとする同社のSWE-1とSWE-2モデルや、Devin Security Swarmにも触れました。DevinはMercedes-Benz、アメリカ陸軍、AT&Tなどに採用されており、同社はMongoDBとの提携によるレガシーアプリ移行の自動化など、企業システムの刷新領域で展開を広げています。
Cognitionについて
Cognitionとは、2023年に設立されたアメリカのAI企業で、本社はカリフォルニア州サンフランシスコにあります。Scott Wu、Steven Hao、Walden Yanが共同創業し、Scott WuがCEOを務めています。主力製品は、コードの記述やデバッグを自律的に行うAIソフトウェアエンジニアDevinです。2025年にはAIコーディング環境のWindsurfを買収し、開発者向け製品群を拡充しました。企業のソフトウェア開発とレガシーシステム刷新の自動化を主な事業領域としています。
関連ニュース








Cognition に興味がありますか?
最新ニュース

家族介護者向けに看護助手や在宅介護支援員としてのトレーニングを提供する"Abby Care"がSeries Cで$82Mを調達
2026/10/16

建物内装工事向けの汎用ロボットを開発するPhysical AIスタートアップの"Origin"がステルス状態から脱して累計$20Mを調達
2026/10/16

インドの宇宙ロボティクススタートアップの"Cosmochute"がPre-Seedで$1.5Mを調達
2026/10/16

生成AIのAnthropic、NTTデータグループと大阪で最大1兆円規模のデータセンター建設を最終調整と報道
2026/10/16

サーバーレスAIインフラを提供する"Modal"がSeries Dで$750Mを調達し評価額は半年足らずで約3.4倍の$15.75Bに拡大
2026/10/15
