Startup Portfolio
インドのがん治療効果の向上を目指す免疫療法薬を開発するBioTechの"Zumutor Biologics"がSeries Bで$7.3Mを調達
Zumutor Biologicsは、Accel、Bharat Innovation Fund、Premji Invest、エンジェル投資家などが参加したSeries Bで$7.3M(約₹70Cr)を調達しました。これに先立ち、Zumutor Biologicsは2021年にSiana CapitalがリードしたSeries A4で$6.2Mを調達していました。
2013年に設立されたインドのBioTechスタートアップのZumutor Biologicsは、体内の自然免疫細胞、特にナチュラルキラー(NK)細胞を活性化し、腫瘍を攻撃することでがん治療効果の向上を目指す免疫療法薬を開発しています。同社は米国に本社を置き、ベンガルールに研究開発ラボを構えています。
同社は、この資金を活用して、開発中の医薬品ZM008の米国FDA Phase 1臨床試験を完了する計画です。同試験では、ZM008の単剤療法および併用療法の両方を評価しています。また、Phase 1Bの拡大コホート試験およびインドを含むグローバルPhase 2試験の開始にも資金を充当する予定です。
同社によると、ZM008は、がんに対する自然免疫の力を引き出すことを目的とした、ファーストインクラスのNK細胞チェックポイント治療薬です。ZM008は2024年にヒトでの臨床試験を開始しました。
「進行中のZM008のPhase 1試験から得られた初期臨床データは、固形がんに対する新規NKチェックポイント療法の差別化された可能性を示しています。これらの結果を踏まえ、複数のがん種を対象とした用量拡大コホート試験および併用療法試験へと展開しています。」とZumutor BiologicsのChief Scientific OfficerであるMaloy Ghoshは述べています。
Zumutor Biologicsは、自然免疫を標的とし、腫瘍微小環境を制御する新たな免疫療法を開発するための独自の「Antibody Engineering Platforms」を2つ保有しています。
今回の資金調達は、インド中央政府によるバイオテクノロジー分野振興の動きが進む中で発表されました。今年の予算演説において、財務大臣のNirmala Sitharamanは、総額₹10,000Cr規模の新たな「Biopharma SHAKTI」制度を発表しました。また、生物学研究向けのワンストップ承認ポータルに加え、中央政府はBIRAC SEED制度を通じてバイオテクノロジースタートアップ向けの資金提供およびインキュベーション支援も実施しています。
投資家も、規制面での後押しが強まっていることを背景に、バイオテクノロジースタートアップへの投資を積極化しています。また、2030年までに$300B規模の市場機会になると予測されているインドのバイオエコノミー市場への参入機会にも注目しています。
先月には、StrainX Bioworksがボパールのバイオ製造発酵施設の生産能力拡大と商業規模生産の開始を目的として$13M(約₹124Cr)を調達しました。それ以前には、Cellogen TherapeuticsがCAR-T臨床プログラムの推進および遺伝子治療パイプラインの拡充に向けて₹20Cr(約$2M)を調達しています。
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