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エージェント基盤のVercel、新たなエージェントフレームワークとフルスタック機能、エンタープライズ統制を追加
エージェント向けインフラを手がけるVercelは、年次カンファレンス「Ship」で、自社のエージェント基盤を強化する一連の新製品を発表しました。同社の基盤はDoorDashやOpenAI、Stripe、The Weather Companyなどに採用されています。今回の発表は、エージェントがソフトウェアを展開する主要な手段になりつつあること、あらゆるアプリケーションがエージェント化しつつあること、企業がエージェントを本番環境で安全かつ大規模に運用する必要があることという三つの変化を踏まえたものです。
この変化はすでに進行しています。半年前にはVercelの基盤へのデプロイのうちコーディングエージェントが起点となったものは3%未満でしたが、現在では半数を超えています。同社のAI Gatewayを通じたトークン量も、同じ期間で月あたり約2兆から20兆へと拡大しました。新製品には、バックエンドとフロントエンドを単一プロジェクトとして公開しインターネットを介さず相互通信できる「Vercel Services」、長期間有効な認証情報を短命でスコープ限定のトークンと監査証跡に置き換える「Vercel Connect」、オープンソースのエージェントフレームワーク「eve」、本番環境の状況からインシデントを自律的に調査し修正案を提示する「Vercel Agent」などが含まれます。
中でも「eve」は、登壇者が「エージェント版のNext.js」と表現したオープンソースのフレームワークで、エージェントを一つのディレクトリとして扱い、永続性やサンドボックス化された計算資源、ツールやスキル、人による承認の仕組みを最初から備えています。さらに「Vercel for Enterprise Apps and Agents」では、IDポリシーに基づくアクセス制御や、企業自身のAWSアカウント内での展開といった選択肢を提供します。創業者兼CEOのGuillermo Rauchは、ソフトウェアの世代が変わるたびに新しい世代のインフラが必要であり、エージェントの時代におけるそれがVercelだと述べています。
Vercelについて
Vercelは、米国を拠点とするエージェント向けインフラ基盤の企業です。フロントエンド開発フレームワーク「Next.js」の開発元として広く知られ、アイデアから稼働するシステムまでの運用上の摩擦を取り除くことに一貫して取り組んできました。近年は、コーディングエージェントがソフトウェアを展開する場、そして企業が自前のフルスタックアプリやエージェントを構築・運用する場として、AI SDKやAI Gatewayなどを含むエージェント基盤を強化しています。
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