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2026/06/19

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ソブリンクラウドのevroc、スウェーデン軍と次世代指揮統制基盤「Combat Cloud」を共同構築

欧州独自のクラウド基盤を手がけるevrocは、スウェーデン軍と密接に協力し、次世代の指揮統制システム向けのソブリン(主権)クラウド基盤を構築すると発表しました。このシステムは「SINCC(Swedish Interoperable Combat Cloud)」と呼ばれ、スウェーデン軍が作戦を主導し、共通の戦況図を共有し、NATOの同盟国と連携して活動できるようにする安全な国家基盤です。スウェーデン、NATO、EUの各枠組みで機密に分類される情報を扱いながら、そのすべてをスウェーデンの管轄下に置く点が特徴です。

 

evrocは完全に欧州内で完結するクラウド基盤で、AI向けに設計され、NATOの機密扱いワークロードに対応できるよう認証取得を見据えて作られています。これにより、最も機微なデータがスウェーデンと欧州の管理外へ出ることなく、迅速な運用が可能になるとしています。指揮系統の各段階で人手を介して情報を伝える従来のやり方に対し、共通の戦況認識をより速く共有できる仕組みを目指しています。

 

今回のシステムは、戦場の情報を行動へと変える点で先進的とされるウクライナの「Delta」に学んでいます。ウクライナでの戦訓では、戦場の情報をリアルタイムで、しかも次第にAIを介して共有することが、現代の戦いで決定的な意味を持つことが示されました。evrocは、こうした知見を欧州の主権を保ったクラウド基盤の上で実装し、機微な軍事データと作戦を域内の管理下に置くことを目指しています。

 

evrocについて
evrocは、欧州を拠点とするソブリンクラウドのスタートアップで、AI時代に向けて完全に欧州内で完結するクラウド基盤の構築を進めています。データの主権を域内に保ちながら、高い機密性が求められるワークロードにも対応できる設計を強みとしています。今回のスウェーデン軍との協業のように、防衛や重要インフラといった機微な領域で、米国の大手クラウドに依存しない選択肢を提供しようとしている点が注目されています。

 

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