1. Home
  2. News
  3. 英国拠点で産業向けに新たな材料を発見・開発する"CuspAI"がSeries Bで$450Mを調達し評価額が$2.6Bに急拡大
2026/07/21

Startup Portfolio

英国拠点で産業向けに新たな材料を発見・開発する"CuspAI"がSeries Bで$450Mを調達し評価額が$2.6Bに急拡大

CuspAIは、Kleiner PerkinsとNEAが共同リードし、Amazon創業者のJeff Bezos氏や英国政府のSovereign AI Fund、AMD Ventures、Lux Capitalなどが参加したSeries Bで$450M(£330M)を調達し、創業2年の同社の企業価値は$2.6Bと評価されました。今回の資金調達は、昨年実施した評価額$520Mで$100Mを調達したSeries Aに続くものです。

次世代の技術革新を加速させる「レアマテリアルの検索エンジン」を目指す英国ケンブリッジ拠点のAIスタートアップであるCuspAIは、研究開発期間を大幅に短縮するとともに、半導体メーカーのサプライチェーンにおいて、イリジウムやルテニウムを含む希少金属の使用を削減、あるいは排除することを目指しています。

CuspAIは、48社を超えるテクノロジー企業、産業企業、研究機関による連合組織「AI Materials Foundry」を立ち上げました。その目的は、AIを基盤としたソフトウェアを構築し、半導体メーカーやその他の産業向けに新たな材料を発見・開発することです。

この連合には、半導体メーカーのNvidia、FacebookおよびInstagramを運営するMeta Platforms、自動車メーカーのHyundaiなどが参加しています。最先端の汎用AIモデルであるフロンティアAIを活用し、エネルギーネットワークやバッテリーの効率を高める新素材や、AI革命を支える半導体性能を向上させる新素材の発見を目指しています。

「もし迅速に前進できなければ、今後50年間の産業発展は一つの課題によって制約されるでしょう。それは、世界にはまだ存在しない新しい材料が必要だということです。私たちは、最先端のAgentic AIと深い専門知識、独自のデータアクセス、そして顧客との密接なパートナーシップを組み合わせることで、この課題を解決することを使命としています。既知の材料だけでは、世界が必要とする進歩を実現できないことは明らかです。」とCuspAIの共同創業者であるDr Chad Edwards氏とProf Max Welling氏は述べています。

同社は、今回のSeries Bの資金調達によって海外展開を加速させるとともに、シンガポールに新たなオフィスを開設し、ケンブリッジ、アムステルダム、ベルリン、東京、米国で人員を拡大すると発表しました。

「技術における大きな飛躍は、多くの場合、新しい材料によって実現されます。そして、より低コストな炭素回収から半導体、よりクリーンな水処理に至る次の技術革新は、まだ誰も発見していない材料を待っている状態です。CuspAIは、その状況を変える検索エンジンを構築しました。」と今回の資金調達を共同リードしたKleiner PerkinsのパートナーであるJosh Coyne氏は述べています。

CuspAIは、英国政府が初期段階の英国AI企業の世界展開を支援するために設立したSovereign AI Fundから資金提供を受ける4社目となりました。なお、英国政府は投資額を公表していません。Sovereign AI Fundでは、通常£1M〜£10Mの株式投資を行っており、投資対象となるためには、本社が英国にあることや、創業者が英国人であることなどが条件となっています。

「CuspAIは、AIの力を活用し、エネルギーや気候変動といった英国および世界が直面する最も大きな課題の解決に取り組んでいます。このような英国企業を支援することで、経済成長を促進し、自然環境を守り、すべての人々の生活を向上させるブレークスルーへの道を切り開いています。」と英国の科学・技術担当大臣Liz Kendall氏は述べています。

TagsAIClimateTechIndustrialsUnited Kingdom

関連ニュース

Contact

AT PARTNERSにご相談ください