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2026/09/14

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音声AIのElevenLabs、英国政府のクラウド調達枠組みG-Cloud 15に5つのサービスを登録

ElevenLabsの5つのサービスが、英国政府のクラウド調達枠組みG-Cloud 15のソフトウェア区分に掲載されました。政府の調達サイトDigital Marketplaceで確認できるもので、対象は対話型の音声エージェント、文字起こし、吹き替え、音声合成です。同国政府は3か月前に同社と合意文書を交わしていますが、その内容に調達の約束は含まれていませんでした。AI担当大臣のKanishka NarayanとCEOのMati Staniszewskiの間で結ばれたもので、任意かつ法的拘束力を持たないものだったと報じられています。今回の掲載によって、これまで存在しなかった購入経路が生まれた形です。

ただし掲載は契約ではありません。G-Cloud 15は、従来のおよそ48億ポンド規模の枠組みを置き換えるもので、4年間でおよそ140億ポンドに相当します。政府によれば、登録事業者のおよそ9割は中小企業です。政府自身の資料も、枠組みに載ることが受注を保証するものではないと明記しています。掲載が意味するのは、省庁やNHSの各機関が独自の入札手続きを経ずに購入できるようになるという点です。5件のうち4件は米国法人のEleven Labs Inc.が供給者として記載され、残る1件は再販事業者のGeneration Digitalを通じて提供されます。サービスの内容は6月の合意文書が示していたものと重なります。文字起こしはScribeが担い、吹き替えは29言語を超える範囲を対象とし、音声合成は公共部門の担当者が文章から音声を作る用途を想定しています。合意文書ではウェールズ語の対応や視覚障害のある人への配慮が挙げられていました。検索結果に価格は表示されず、各サービスの個別ページに記載されます。

英国の購買担当者が見る登録情報は、ポーランド出身の創業者を持ち、ポーランドの国家資本が入ったアメリカ法人のものになります。同社は2022年にStaniszewskiとPiotr Dabkowskiが設立し、ロンドン、ニューヨーク、ワルシャワ、サンフランシスコに拠点を置いています。ポーランド開発銀行のベンチャー部門Vinciが6月に1100万ドルで出資しており、同社はワルシャワの人員を60人から200人超へ増やす計画を掲げています。評価額は2月時点で110億ドル、7月には220億ドルでの交渉が伝えられました。現時点で購入の発表はなく、最初の発注が出るかどうかが実際の判断材料になります。


ElevenLabsについて
ElevenLabsとは、2022年に設立された音声・音楽生成AI企業で、法人はアメリカに置かれ、ロンドン、ニューヨーク、ワルシャワ、サンフランシスコに拠点を構えます。ポーランド出身のMati StaniszewskiとPiotr Dabkowskiが共同創業し、Mati StaniszewskiがCEOを務めます。主力製品は、文章から自然な音声を作る合成音声、文字起こしのScribe、多言語の吹き替え、対話型の音声エージェントです。人の声に近い表現力を持つ音声を、開発者や企業が扱いやすい形で提供することを事業の軸としています。

 

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