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AI推論基盤のBaseten、AIエージェント用のサンドボックスを開発するBlaxelを買収
Basetenは、AIエージェント向けの隔離実行環境、いわゆるサンドボックスを開発するBlaxelを買収しました。Blaxelはサンフランシスコに拠点を置く企業で、取引条件は公表されていません。Baseten共同創業者兼CTOのAmir HaghighatがAxios Proに明らかにし、同社があらためて買収を発表しました。Blaxelは現行の製品をそのまま提供し続け、Basetenはその技術を土台に新しい製品を作っていく方針です。最初に手を付けるのがサンドボックスとされています。
Blaxelのサンドボックスは、マイクロVMと呼ばれる小型の隔離された仮想マシンを基盤とし、エージェント1体ごとに専用の環境を割り当てます。同社の発表によれば、起動と再開の速さは競合製品の最大5倍で、両社の共同ブログでは、サンドボックスの停止と再開を25ミリ秒で行えるとしています。使われていない状態であれば、数か月間ほぼ費用をかけずに保持できるとも説明されました。このほかBlaxelは、複数のエージェントが共有できる分散ファイルシステムAgent Driveや、エージェントを道具、MCPサーバー、API、他のエージェントへつなぐ通信層も手掛けています。基盤の開発には18か月以上を費やしてきたとされます。
Basetenは当面、この技術によってコード実行、道具の利用、作業状態の保持といった機能を強化し、将来的には自社の推論、ストレージ、監視、法人向け基盤との統合を進める計画です。Haghighatは、エージェントにはモデルだけでなく、本番運用に耐える速さと拡張性、信頼性を備えた安全な実行環境が必要だと述べています。Blaxel共同創業者兼CEOのPaul Sinaïは、エージェントを動かすモデルと並んで働くよう設計された環境が必要だと考えて創業したと説明しました。Basetenにとっては1年足らずで2件目の買収で、強化学習のParsedを前年12月に取得しています。6月には130億ドルの評価額でシリーズFを実施し、累計調達額は20億ドルを超えました。顧客にはAbridge、Clay、Cursor、Lovable、Mercor、OpenEvidenceなどが名を連ねます。
Basetenについて
Basetenとは、2019年に設立されたアメリカのAI推論基盤企業で、本社はカリフォルニア州サンフランシスコにあります。Tuhin Srivastava、Amir Haghighat、Philip Howes、Pankaj Guptaが共同創業し、Tuhin SrivastavaがCEOを務めます。主力は、機械学習モデルを本番環境で動かすための基盤で、GPUの割り当てや自動増減、監視、課金、開発者向けの道具までを一括して扱います。モデルを動かす部分の運用を引き受け、利用企業が製品そのものの開発に集中できるようにすることを事業の軸としています。
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