Startup Portfolio
リアルタイム分析DBのClickHouse、Microsoft Fabricとの統合を拡張しOneLake読み取りを正式提供
ClickHouseはMicrosoftとの戦略的協業を拡大し、Microsoft FabricおよびOneLakeとの統合について4つの更新を発表しました。Microsoft Fabric内でClickHouseを利用できるネイティブワークロードをPublic Previewとして公開し、OneLake上のApache IcebergテーブルをClickHouseから読み取る機能を一般提供しました。あわせてOneLakeへの書き込みをPublic Previewとし、ClickHouse Bring Your Own Cloud(BYOC)をMicrosoft Marketplaceで提供します。
Fabric向けClickHouse Workloadでは、Fabricの画面からClickHouseを利用し、OneLakeのデータを同期して組み込みSQLコンソールなどから分析できます。ClickHouseは対話型分析やAIワークロードでサブ秒級のクエリを実現するとしていますが、これは同社による性能表現で、個別のデータ量や構成に応じたベンチマークではありません。一般提供となったOneLake読み取りでは、Apache Iceberg形式のテーブルをClickHouseへ複製・取り込みせず直接参照できます。書き込み機能ではClickHouseのクエリ結果をIcebergテーブルとしてOneLakeへ戻し、Power BI、ノートブック、その他のFabricエンジンから利用できるようにします。
BYOCは、ClickHouse Cloudの運用をClickHouse側へ任せながら、実際のサービスを顧客自身のAzureテナント内で動かす構成です。規制、データ主権、ネットワーク制御などの理由でインフラを自社クラウドアカウント内に置く必要がある企業を想定しています。今回発表された機能は提供段階が異なり、OneLake読み取りは一般提供済みである一方、Fabric WorkloadとOneLake書き込みはPublic Previewです。ClickHouseは、リアルタイム分析、オブザーバビリティ、AI・機械学習などデータ量と同時実行性の大きい用途でMicrosoft環境との相互運用を深めます。
ClickHouseについて
ClickHouseとは、大規模データを高速に集計・検索するためのオープンソース列指向データベースと、その商用クラウドサービスを開発する企業です。Alexey Milovidovらが2009年に技術開発を始め、2016年にオープンソース化し、2021年にAaron Katz、Alexey Milovidov、Yury IzrailevskyがClickHouse, Inc.を設立しました。KatzがCEO、MilovidovがCTOを務めます。ClickHouse CloudをAWS、Google Cloud、Microsoft Azureで提供し、リアルタイム分析、ログ、オブザーバビリティ、AIなどのワークロードに利用されています。分析データベースの第一選択となることを目標に掲げています。
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