Startup Portfolio
自動運転トラックのWaabi、VolvoとWarpのテキサス貨物網で初の顧客運用を開始
WaabiとVolvo Autonomous Solutionsは、物流ネットワークを運営するWarp向けに、アメリカ・テキサス州で自動運転トラックによる顧客貨物の輸送を開始しました。Waabi Driverを搭載したVolvo VNL Autonomousが、ダラスとヒューストンを結ぶルートでWarpの顧客貨物を第三者の施設へ直接輸送しています。VolvoとWaabiの提携による初の顧客運用となります。なお、現段階では完全無人運転ではなく、自動運転中も運転席に監視員が同乗しています。
Warpは、複数の顧客の貨物をまとめて運ぶLTL(Less-than-Truckload)と、トレーラー単位で輸送するFTL(Full-Truckload)の双方を提供しています。特にLTLは、複数の荷主、施設、経路、時間帯を組み合わせて貨物を集約・配送する必要があり、運行調整が複雑です。今回の運用では、Volvoの自動運転輸送基盤Autona / freightに、Volvo VNL Autonomous、Waabi Driver、車両・輸送管理、ターミナルや顧客拠点、運行管理、稼働支援を統合しています。VNL Autonomousにはブレーキやステアリングなど6つの安全上重要なシステムに冗長性が設けられています。初期導入の車両台数や輸送量は公表されていません。
WaabiとVolvo Autonomous Solutionsは2025年から、Waabi Driverを自動運転専用設計のVolvo VNL Autonomousへ統合する取り組みを進めています。Waabiは2026年6月、異なるセンサー構成や車両特性を持つVNL Autonomousに対し、新たな実走データや追加学習なしでWaabi Driverを適用できたと発表していました。今回、その組み合わせが実際の物流ネットワークで顧客貨物を運ぶ段階に移ったことになります。両社はダラス―ヒューストン間で得る運用経験を、追加ルートの準備と自動運転貨物輸送のさらなる拡大に活用する方針です。
Waabiについて
Waabiとは、2021年にRaquel Urtasunが設立したカナダの自動運転技術企業です。カナダに本社を置き、トロント、サンフランシスコ、ダラスなどにチームを展開しています。主力技術は自動運転システムWaabi Driverと、推論可能なエンドツーエンドAIモデルとニューラルシミュレーターを組み合わせたPhysical AI Platformです。同一のAIモデルを自動運転トラックとロボタクシーへ展開できる設計を特徴とします。Physical AIを通じ、安全性と拡張性を両立した自動運転の普及を目指しています。
関連ニュース
Waabi に興味がありますか?
最新ニュース

宇宙空間の微小重力を活用した医療品製剤の実現を目指す"Varda Space Industries”がSeries Dで$251Mを調達
2026/10/05

生成AIのAnthropic、早ければ11月中旬の上場を目指すとBloombergが報道
2026/10/05

決済インフラのStripe、ダブリン本社で200人を新規採用し欧州での事業拡大に対応
2026/10/05

宇宙製造のVarda Space Industries、再突入カプセル2機を同一ロケットで初めて打ち上げ
2026/10/03

フィンテックのTrade Republic、ギリシャで当座預金口座の提供を開始し新規顧客に年3%を提示
2026/10/03





