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次世代AI基盤のVAST Data、AI時代を支える新OS「VAST AI Operating System」を発表
次世代のAIスーパーコンピューティング環境を最大限に活用するため、VAST Dataは約10年に及ぶ開発の集大成として新たなオペレーティングシステム「VAST AI Operating System」を発表しました。このシステムは、同社独自の分散並列システム構造であるDisaggregated Shared-Everything(DASE)アーキテクチャをベースに構築されており、現在世界で100万台以上のGPUをサポートしています。VASTが発表した新OSの特徴は、従来のIT技術を単一のモダンなプラットフォームへと統合し、AIコンピューティングをあらゆる企業や組織が容易に利用できるようにした点にあります。同システムは、大規模なデータの収集からリアルタイムでのAIによる分析、さらには高度な推論やエージェント型のワークフローの実行までをシームレスに統合します。
VASTの創業者兼CEOのRenen Hallak氏は「これは単なる製品のリリースではなく、コンピューティング技術の進化における重要なマイルストーンです。我々は過去10年間、データとインテリジェンスが融合する新しい世界を描いてきました。VAST AI Operating Systemは、アプリケーション中心からエージェント中心へと世界が移行するなかで誕生した新たな基盤です」と述べています。さらにこのOSには、AIエージェントを自動的に展開・運用するための環境「AgentEngine」が組み込まれており、ユーザーはローコードで高度なAIワークフローを設計可能です。2024年に発表された「VAST InsightEngine」と連携してデータを高度に活用するほか、AIエージェントを利用した自動化ツールの開発も進められています。
また、VASTは企業や開発者向けに特定用途や汎用のAIエージェントを毎月提供する計画を発表しました。具体的には、企業内の全データを利用する対話型チャットボット、データキュレーションを自動化するエージェント、法令順守を自動で管理するコンプライアンスエージェントなど多岐にわたり、AI活用の迅速な普及を支援します。
VAST Dataについて
VAST DataはデータストレージおよびAI基盤ソリューションの革新的な開発を進めるテクノロジー企業です。世界的に急速な成長を遂げ、データ集約型の大規模計算センターにおいて信頼されています。
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