1. Home
  2. News
  3. エージェント型AI向けデータセキュリティのCyera、AIエージェント用データ基盤のRyftを買収
2026/04/28

Startup Portfolio

エージェント型AI向けデータセキュリティのCyera、AIエージェント用データ基盤のRyftを買収

エージェント型AI時代に対応するAIセキュリティプラットフォームを提供するCyeraは、AIエージェント向けの安全で自動化されたデータレイクを開発するRyftを買収したと発表しました。今回の買収は、自律的に動くAIシステムが信頼できる管理された安全なデータに依存するようになる中で、Cyeraがエージェント型AIセキュリティ領域で主導的な立場を強化する動きです。企業がAI導入を急速に進める中で、イノベーションを支えるデータは同時に大きなリスクも生み出しています。AIシステムやAIエージェントは、企業データにアクセスし、分析し、判断や実行を行うようになっていますが、その過程で十分な可視性、文脈理解、制御がないまま利用されるケースも増えています。Cyeraは、企業が自社データの内容、そのデータにアクセスするID、さらにそのデータを扱うAIエージェントを把握できるようにし、リスクを抑えながらAI活用を進められる環境を提供します。

 

Cyeraの共同創業者兼CTOであるTamar Bar-Ilanは、AIエージェントはタスク、利用するツール、他のエージェントからの委任関係によってIDが変化するため、エージェントによるデータ利用を追跡し保護するには従来とは異なるアプローチとインフラが必要だと述べています。同氏は、RyftチームがデータとAIの交差領域で深い専門性を持っており、企業がエージェント型AIを安全かつ迅速に導入するための統合管理基盤を構築する上で重要な役割を果たすと説明しています。Ryftは2024年に設立され、Index VenturesとBessemer Venture Partnersの支援を受けてきました。同社はAI時代のモダンデータインフラ企業として、企業がデータの管理とアクセスをより柔軟かつ確実に制御できるよう支援しています。すでにSonos、Unity、Voodooなどのグローバル企業に利用されており、データ管理に柔軟性と統制を求める先進的なチームから支持を得ています。

 

Ryftの共同創業者兼CEOであるYossi Reitblatは、AI時代においてデータは企業にとって最も戦略的な競争力であり、企業は統制と使いやすさのどちらかを選ぶ必要はないと述べています。同氏は、Ryftが創業当初から企業にデータの所有と統制を可能にしながら、迅速に事業を進められる環境を提供することを目指してきたと説明し、Cyeraへの参画により、次世代AIを支えるデータに対する統制とセキュリティをさらに統合できるとしています。今回の買収は、Cyeraの急成長を背景にしています。同社は最近、評価額90億ドルで4億ドルのシリーズF資金調達を実施し、わずか12カ月で評価額を3倍にしました。また、過去5年間で4件の買収を完了しています。AI導入が加速する中で、Cyeraはグローバル企業が安心してAI活用を進めるために必要なデータ保護を支援し、AIセキュリティ領域での存在感を高めています。

 

Cyeraについて
Cyeraは、エージェント型AI時代に向けて構築されたAIセキュリティプラットフォームです。Paramount、Chipotle、Valvolineなどの企業がCyeraを利用し、自社AIがアクセスできるデータを管理し、その後の利用を統制しています。同社のプラットフォームは、人間またはAIエージェントが扱うデータについて、保存中、移動中、利用中の各段階で保護します。Cyeraは90億ドルの評価を受けており、Accel、Blackstone、Cyberstarts、Georgian、Lightspeed、Sequoiaなどから17億ドル超の資金支援を受けています。

 

TagsCyber SecurityAIUnited States

Related News