Startup Portfolio
NECがCropXに出資、灌漑の枠を超えた取り組みを開始
日本電気株式会社は、デジタル農園管理ソリューションのグローバルリーダーであるCropX社に戦略的投資を行うことを発表しました。NECは、CropXの技術とNECの農業ICTプラットフォーム「CropScope」を活用し、トマトの持続可能な農業の実現に成功したことを受け、出資を行うことになりました。CropXは、農家や農業関連企業に対して、ウェブやモバイルアプリからアクセスできる強力な意思決定・計画ツールを提供します。CropXは、リアルタイムの土壌データと衛星画像を活用し、農家を低投入で高収量に導き、賢明な土地と水の管理をサポートすることで、農家と地球がWin-Winとなることを目指します。
日本電気株式会社 常務執行役員 法人営業本部長 中島輝行氏は、次のように述べています。「AI農業アドバイスプラットフォームCropScopeを通じて、栽培に貢献するソリューションを継続的に開発・提供しています。 今回、CropXによる強力なツールと連携することで、農業生産に新たな価値を創造し、気候変動や食の安全への懸念などの社会的課題の克服に貢献していきます。」
CropX CEOのTomer Tzach氏は次のように述べています。「特に、100年以上にわたって技術革新の最前線に立ち、変革を続けてきた日本電気株式会社がその顧客であることは、非常に喜ばしいことです。今回の投資は、将来の農業の持続可能性に対するビジョンが一致したことを示しており、CropXがNECの世界中の農家のお客さまに大きな利益をもたらすことができることを証明するものです。」
CropXについて
2015年以来、CropXは世界中の農家がより少ない水、より少ない労働、より少ないエネルギー、より少ないストレスでより多くを育てることを支援しています。CropXのテクノロジーとクラウドベースのプラットフォームは、40カ国以上、すべての耕作可能な大陸で、75種類以上の作物を栽培する農家に、高度な農場インテリジェンスを提供しています。CropXは、農学者、データサイエンティスト、エンジニアからなる経験豊富なチームにより、収益性の高い持続可能な農場管理のためのデジタルツールの改善と簡素化に取り組んでいます。
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