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イスラエルのフードテック・スタートアップPlantishが、植物由来の魚を3Dプリントし1,200万ドル以上を獲得
イスラエルの食品会社Plantishは、実際の魚の外観、味、食感を模倣したという植物由来のサーモンフィレを開発し、シードラウンドで1200万ドル以上を集めました。これは、世界の代替魚介類分野におけるこれまでで最大の初期投資です。この1250万ドルのラウンドは、イスラエルのベンチャーキャピタルファンドのState Of Mind Venturesが主導し、Pitango Health Tech、ニューヨークの代替タンパク質に特化したVCのUnovis、イスラエルの創業者にフォーカスし、ドローン物流会社のFlytrexやクリエーター会社のNas Academyなどの企業を支援しているTechAviv Founder Partners、イスラエルの投資会社のOurCrowdが参加したと発表されました。2021年6月にTechAviv Founder Partnersのほか、スペイン系アメリカ人の有名シェフJosé Andrés、Nas Dailyのパレスチナ系イスラエル人のコンテンツクリエイターで有名人のNuseir Yassinなどのエンジェル投資家からプレシード資金200万ドルを調達したばかりでした。
Rehovotを拠点とするこのスタートアップによると、完全菜食主義で骨なしのサーモンフィレを作り、実際の魚と同じ栄養価を持ち、タンパク質、オメガ3、オメガ6脂肪酸、ビタミンB群が豊富で、海洋や養殖種によく見られる水銀、抗生物質、ホルモン、マイクロプラスチック、毒素は含まれていません。Plantish社の製品は、従来のサーモンと同じように調理したり焼いたりすることができます。Plantish社は1月に植物由来のサーモンの試作品を発表し、植物由来の魚の代替品を低コストで大規模に製造するために、特許出願中の積層造形技術(3Dプリントの工業的名称)を開発中であることを明らかにしていました。