シスコ、アマゾン、フェイスブックの幹部が率いるGenerative AIスタートアップRembrandが、800万ドルを調達

OpenAIのChatGPTや、GoogleがBardと呼ばれるライバルを登場させるなど、ジェネレーティブAIが話題になっている今、RembrandはデジタルビデオにおけるAI生成のプロダクトプレイスメントのためのプログラマティックなプラットフォームを提供しています。同社は、現代の消費者の視聴習慣を支配する膨大なオンラインクリエイターコミュニティ向けに、一流のバーチャルグッズをビデオ資産に組み込むことを自動化しています。

現在、Los Altosを拠点とするRembrandは、デジタル映画にフォトリアリスティックなアイテムを埋め込むAIプロダクト・プレイスメント・プラットフォームのために、800万ドルのシード資金を調達しました。このラウンドは、GreycroftやUTA.VCなどのベンチャーキャピタルや戦略的ファンドが主導しています。Rembrandは、この初期投資をベータ版ローンチのために使用する予定です。2月7日から、RembrandのAI技術を使ったコンテンツのマネタイズに興味のある優秀なプロデューサーを対象に応募受付を開始する予定です。ベータ版プラットフォームは2023年2月6日に公開され、主要なインフルエンサーはすでに参加しています。

Bluekai（2014年にオラクルが買収したマーケティングデータ・プラットフォーム）の創業者兼CEOを経て、Voicea（2019年にシスコが買収した会話型AI企業）の創業者兼CEOでもあった Omar Tawakol CEOは、次のように述べています。「消費者の広告スキップ率は驚異的な速さです。IPGの報告によると、最大で65%のCMがスキップされているそうです。消費者は中断を嫌うので、広告主は動画で注目を集めるより効果的な方法を探しているのです。オンラインビデオとストリーミングの爆発的な成長により、ビデオで広告を販売する従来のモデルは破壊の機が熟しています。プロダクト・プレースメントは、雑多な状況を打破し、消費者の前にブランドを登場させる素晴らしい方法ですが、大きな予算を必要とする手作業によるプロセスです。私たちは、今日のクリエイターのニーズを満たす、スケーラブルでポストプロダクションのプロダクトプレイスメントを可能にする機会があると考えています」

チェスにフォーカスした大手YouTuberおよびTwitchインフルエンサーのBotezLiveのAlexandra Botez氏は、次のように述べています。「コンテンツ制作者の動きは速く、そろそろスポンサーもそれに追いつかなければなりません。現在、たった1つのスポンサード・インテグレーションを承認するのに何週間もかかったり、何度もやり取りをしたりすることがあります。Rembrandは、新たな収益化の機会を提供するだけでなく、このプロセスを劇的にスピードアップさせることができます。早く試したい！」

Greycroftの共同創業者兼共同経営パートナーであるDana Settle氏は、次のように述べています。「Rembrandは、コンテンツ制作者やストリーミング・プラットフォーム向けのソリューションによって、プロダクト・プレイスメント市場の大きなギャップに迅速に対応できる技術とチームを持っていると確信しています。Omarと彼の設立チームは、我々が想定するカテゴリーを定義する企業を構築するための成功の実績を持っています。」

Rembrandの創業チームには、Voiceaの最高製品責任者兼シスコの人工知能担当ゼネラル・マネージャーのDavid Wiener、シスコのVidcastの製品担当ディレクターのNikki Heyder、Amazon Primeの創業者でバーチャルプロダクトプレースメントのAhmed Saad、MetaのAI担当ディレクターのAbdelrahman Mohamedの各氏がいます。ポストプロダクション後のデジタルビデオにフォトリアリスティックなプロダクトプレイスメントを動的に注入できるプラットフォームとして、2022年にAhmed Saad、David Wiener、Nikki Heyder、Omar Tawakolによって設立されました。Rembrandは、あらゆる規模や形態のコンテンツ・クリエイターを歓迎します。

さらに、Rembrandでは、設定を補完するAI生成グッズで、あらゆるビデオ資産を簡単に強化することができます。その結果、ユーザーは映画を中断することなく見ることができ、スポンサーは邪魔者ではなくストーリーの一部となる可能性があります。