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シスコが、サイバーセキュリティLightspinを2億5千万ドルで買収
米ハイテク大手Ciscoが、イスラエルのサイバーセキュリティ新興企業Lightspinの買収に向けて交渉を進めていることが、Calcalistの取材で明らかになりましたた。Calcalistの推定によると、Ciscoはこのイスラエル企業に2億〜2億5,000万ドルを支払うと想定しています。Lightspinは、Dell Technologies Capital、IBM、Ibex Investorsなどから、これまでに合計2500万ドルを調達しています。今回の買収により、投資家たちは多額のリターンを得られることになります。両社はこの契約についてコメントを拒否しています。
Lightspinには50人以上の従業員がおり、Ciscoに入社する予定です。Lightspinのクラウドセキュリティソリューションは、同じイスラエル企業のWizやOrca、Palo Alto Networksのような企業と競合しています。Lightspinは、CEOのVladi SandlerとCTOのOr Azarzarによって2020年に設立されました。2人は元ホワイトハットハッカーで、クラウドネイティブやKubernetes環境向けのコンテキストベースのクラウドセキュリティプラットフォームを開発しました。このプラットフォームは、すべてのクラウド資産と関係の完全なコンテキストビューを提供し、潜在的な攻撃経路をマッピングし、ビルドからランタイムまで最も重要なセキュリティ問題の優先順位付けと修復を行います。
現在、時価総額2,060億ドルのシスコは、イスラエルにある6つの研究開発拠点に800人を含む、全世界で8万人以上の従業員を抱えています。シスコは過去3年間で、他に3社のイスラエル企業を買収しています。2021年8月にクラウドスタートアップのEpsagonに約5億ドル、その3カ月前にSedonaに1億ドルを支払い、さらに2020年10月にはKubernetesネイティブのセキュリティプラットフォームであるPortshiftを買収しています。
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