AI取引監視ソリューションThetaRayをFinance Incorporated Limitedが導入しサービス開始

電子マネーサービスのゲートウェイを提供するFinance Incorporated Limitedは、AMLの枠組みをさらに強化し、増加する取引データとともにビジネスを成長させるため、AIを活用した取引監視技術ThetaRayを採用したことを発表しました。今回の提携は、ThetaRayがマルタのフィンテック市場に参入することを意味します。

Finance Incorporatedは、マルタに本社を置く電子マネー機関で、iPaymix、Paymix Pro、Paymix VIAというブランドを運営し、法人・個人顧客、金融機関に口座、決済、カードサービスを提供しています。Finance Incorporated Limitedのチーフコンプライアンスオフィサー、Noel Bartoloは、次のように述べています。「私たちのビジネスは、すべて信頼の上に成り立っています。私たちは、規制要件を業務の中核に据えることで、お客様の信頼に応えています。取引監視のための理想的なプラットフォームを探す際、私たちの最大の関心事は、可能な限り最も堅牢な方法でビジネスに貢献することでした。AIを搭載した取引監視技術により、Finance Incorporated LimitedのAML管理フレームワークは強化され、拡張性を持ちながら将来を保証されることになります」

強力な機械学習コアを備えたThetaRay SONARシステムは、Finance Incorporated Limitedが毎日処理する膨大な量のトランザクションデータから学習する。このため、システムはビジネスに合わせて適応し、成長することができ、拡張性を備えています。

ThetaRay CEOのMark Gazitは、次のように述べています。「Financial Incorporated Limitedの革新的な金融サービスは、世界市場を再形成しています。新しいデジタル時代には、膨大な量のグローバル金融取引を管理するために、新世代のAIベースのツールが必要です。金融犯罪のベクトルは、数秒のうちに変化することがあります。ThetaRayの高度なAIは、拡張された教師なしAIを使用しているため、既知と未知の両方の犯罪行為を識別できる唯一のシステムであり、フィンテックや銀行が取引における信頼をエメンドし、収益を伸ばすことを可能にします。」

Bartoloによると、ThetaRay AIシステムは、すでに複数のデータポイントにまたがる驚異的な量の履歴データから学習し、正常な行動のパターンだけでなく、不適合な活動の例も見つけ出しています。従来のルールベースのシステムは、導入した時点で定義上、時代遅れになってしまいますが、新しいAI搭載のプラットフォームは、ビジネスの成長と連動して意思決定を洗練させ、常に関連性を持たせています。

ThetaRayについて
ThetaRayのAI搭載SONARトランザクション監視ソリューションは、「人工知能の直感」に基づいており、銀行やフィンテックは安全で信頼性の高いクロスボーダー決済を通じてビジネス機会を拡大することができます。また、この画期的なソリューションは、顧客満足度の向上、コンプライアンスコストの削減、リスクカバー率の向上を実現します。高度に異質で複雑なエコシステムに依存する金融機関は、ThetaRayの比類なき低偽陽性・高検出率から大きな恩恵を受けることができます。