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GenAIのRaspberry AI、ファッション業界向け生成AIプラットフォームで2400万ドルの資金調達を実現
Raspberry AIは、ファッションクリエイティブ向けの生成AIプラットフォームを提供する企業で、このたびAndreessen Horowitz (a16z)が主導するシリーズAラウンドで2400万ドルの資金調達を達成しました。このラウンドには、既存投資家であるGreycroft、Correlation Ventures、MVP Ventures、および著名なエンジェル投資家のGokul RajaramやKen Pilotも参加しました。調達した資金は、製品開発の加速とエンジニアリング、営業、マーケティングのトップ人材の採用に活用されます。
Raspberry AIは、アパレル、フットウェア、アクセサリーのスタイルを迅速に作成・反復可能なデジタル可視化プラットフォームを提供しています。このプラットフォームは、以下の特徴を備えています:
• リアルタイムのデザインレンダリング:デザイナーのスケッチを瞬時にフォトリアリスティックな画像に変換。製品の見た目やフィット感、ドレープを詳細にシミュレートします。
• 効率的な反復設計:従来数週間を要していた物理サンプルの作成や、従来型の画像編集作業を数秒で完了。
• テクニカルドローイングの自動生成:製造プロセスに必要な技術図面やアセットを迅速に作成可能。
この技術により、ブランドやメーカーのクリエイティブチームは、製品開発サイクル全体を効率化し、コストを削減しながら市場投入までの時間を短縮できます。さらに、企業独自のブランドDNAや美学、素材ライブラリを学習するカスタムAIモデルの開発も行っています。
Raspberry AIは、Under Armour、MCM Worldwide、Gruppo Teddy、Li & Fungといったグローバルファッション企業に採用されています。Gruppo TeddyのHead of AI and InnovationであるMattia Giorgi氏は次のように述べています:「Raspberry AIのツールは、私たちの特有のデザインニーズに完全に対応しています。高精細なレンダリングにより、迅速にアイデアを形にでき、顧客を魅了するデザインを作り出せます。」
Raspberry AIは、ファッション分野で培った生成AIの能力を、インテリアや家具、その他の小売カテゴリにも拡大する計画です。この展開により、AIがもたらす効率化とクリエイティブな可能性をさらなる業界で実現しようとしています。
Raspberry AIについて
Raspberry AIは、消費者需要を理解し、短時間で人気のデザインやマーケティング資産を生成するAI画像生成プラットフォームを提供しています。同社のプラットフォームは、ムードボードやライフスタイル写真、商品写真、技術図面をテキストプロンプトで作成できる革新的なツールを備えています。ファッション業界の主要企業がRaspberry AIを採用し、ワークフローの合理化と製品開発の加速を実現しています。
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