FinTechのThetaRay、IDB BankにAI駆動の取引監視ソリューションを提供

IDB Bankは、ThetaRayのAI搭載取引監視ソリューションを導入する。このシステムは、人間の認知能力を模倣するコグニティブAIを活用し、リアルタイムでリスク分析を行いながら、コンプライアンス業務の透明性を確保する。ThetaRayの会長であるErel Margalitは、IDB Bankとの統合について「麻薬取引、人身売買、テロ資金供与、クロスボーダー決済、コルレスバンキングなど、複雑化する金融犯罪に対応するためにAIが重要な役割を果たす」とコメントした。同銀行のThetaRayソリューション採用は、メキシコのフィンテック企業Tudiや、英国のオープンバンキング企業Nodaといった他のグローバル企業に続く動きである。

ThetaRayは昨年、ベルギーのフィンテック企業Screenaを買収し、そのクラウドネイティブなAI搭載AML（マネーロンダリング対策）認証サービスを統合した。これにより、金融機関が取引および顧客スクリーニングのリスクを包括的に把握できるようになった。

ThetaRayについて
ThetaRayは、AIを活用した金融犯罪防止ソリューションを提供するフィンテック企業である。独自のコグニティブAI技術を用いて、リアルタイムでの不正検知やリスク分析を可能にし、銀行やフィンテック企業のコンプライアンス強化を支援している。