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AIセキュリティのCyberhaven、企業向けデータ保護に革新的なコンテンツ認識機能を導入
AI駆動型データセキュリティ企業であるCyberhavenは、自社のセキュリティプラットフォーム「Linea AI」に最新のAIコンテンツ認識機能を導入したことを発表しました。この新機能は、最先端のコンピュータビジョンとマルチモーダルAIモデルを活用し、従来のデータ保護ツールが対応困難だった画像や技術図面などの複雑な視覚データも含め、あらゆる形式のコンテンツを文脈に基づいて分析・理解します。
従来のセキュリティソリューションは、クレジットカード番号など特定のパターンやキーワードに依存しており、コンテンツの文脈を考慮できませんでした。しかしCyberhavenの新機能は、機密性の高い製品設計図のスクリーンショットと無害なインターネットのミーム画像を自動的に区別するなど、高度な文脈理解を実現しています。
さらに、今回のアップデートには「Let Linea AI Decide」という新機能が追加されました。これにより、ポリシー違反の検出と深刻度の評価をAIが自律的に実行し、不要なアラートを大幅に削減しながら重要なリスクを逃さず検出します。また、企業は信頼できるドメインの除外や複雑な組織構造に対応する精密なポリシー調整が可能になりました。新機能の導入後、ユーザー企業ではセキュリティインシデントへの平均対応時間が80%短縮され、手動でのレビューが必要なインシデントが90%減少したほか、従来のツールでは検出できなかった重要なリスクを月に50件以上発見しています。
CyberhavenのプロダクトマーケティングVPであるCameron Coles氏は、「航空宇宙エンジニアリングの設計図、企業独自のAIモデル、未発表エンターテインメントのコンセプトアート、初期段階の製薬研究など、正規表現やキーワードマッチングでは保護できない機密データが数多くあります。今回のアップデートにより、これら重要な企業の知的財産を自動的に保護できるようになりました」と述べています。この新たなコンテンツ理解機能により、Cyberhavenは人間並みの理解力を持ちながら、機械の規模でのデータ保護を可能にし、データセキュリティ業界をリードしています。
Cyberhavenについて
CyberhavenはAIを駆使したデータセキュリティ企業であり、企業の最も重要なデータに対する脅威を迅速かつ正確に検知・防止する革新的なソリューションを提供しています。数十億ものワークフローを分析してデータのリスクを把握し、これまでにない高度な方法で機密データを保護します。
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