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AIコンシューマーデバイスのIoをOpenAIが65億ドルで買収
ChatGPTで知られるAI企業のOpenAIは、元Appleのデザイン最高責任者であるJony Ive氏らが創業したスタートアップ企業「Io」を約65億ドル(約9,500億円)で買収すると発表しました。この取引はOpenAIにとって過去最大の買収となります。Ioは、Jony Ive氏をはじめ、元AppleのScott Cannon氏、Evans Hankey氏、Tang Tan氏らが設立した企業で、AIを活用した新しい消費者向けハードウェア製品を開発しています。これまでIve氏と彼のデザイン会社LoveFromは、数年前からOpenAIと密かに協力関係にありましたが、より深い連携を目指しIoを立ち上げるに至りました。
今回の買収は全額株式で行われ、OpenAIはすでにIoの株式の23%を保有しています。取引後、IoはOpenAIと完全に統合され、研究開発、エンジニアリング、製品開発など幅広い分野で連携を強化します。なお、Jony Ive氏本人とLoveFromのメンバーはOpenAIには加わりませんが、Ioの共同創業者や数十名のエンジニア、ソフトウェア開発者らがOpenAIに移籍する予定です。
OpenAIのCEOであるSam Altman氏は、以前からAIを用いた消費者向けデバイスに強い関心を示していました。Altman氏は過去にHumaneというAIデバイス企業にも出資していましたが、そのプロジェクトは十分な成功を収めることができませんでした。Ioの買収により、Altman氏は消費者向けAI製品の分野に本格的に進出することを目指しています。IoとOpenAIが共同で開発する最初の製品は2026年に登場予定です。報道によると、Altman氏らは以前、カメラを備えたヘッドフォンなどのデバイスを検討していたとされています。最近では、元Meta幹部でInstacartのCEOだったFidji Simo氏がOpenAIのアプリケーション部門CEOとして加わり、Altman氏がAIの研究や安全性に集中できる体制も整っています。
Ioについて
Ioは、元Appleデザイン最高責任者のJony Ive氏を中心に、AI駆動の新しい消費者向けハードウェア製品の開発を目的として設立されたスタートアップ企業です。ハードウェアデザインとAI技術の融合を目指しています。
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