Startup Portfolio
音声クローンAIのElevenLabs、従業員株式売却で評価額66億ドルに
音声クローンAIスタートアップのElevenLabsが、従業員による株式売却を通じて評価額を66億ドルに引き上げたとBloomberg Newsが報じました。これは、2024年1月に資金調達で得た33億ドルから倍増となります。今回の従業員株式売却(テンダーオファー)により、最大1億ドル相当の株式が売却可能となり、在籍1年以上の従業員は自らの持ち株を現金化できます。これにより、既存投資家のSequoia CapitalやIconiq Growthをはじめ、Andreessen Horowitzなど複数の投資家が持分を拡大する見込みです。
AIスタートアップ業界では優秀な人材獲得競争が激化しており、株式売却を認める動きが広がっています。ChatGPTを開発するOpenAIも、従業員株式売却を計画していると報じられています。Bloombergによれば、ElevenLabsは2024年10月時点で年換算売上が1億ドルに達し、その10か月後には2億ドルに到達。年末までに3億ドルに伸ばすことを目標としています。従業員数も1年前の77人から現在は331人に増加しました。ElevenLabsはPiotr Dabkowski氏(元Google)とMati Staniszewski氏(元Palantir Technologies)により共同創業されました。
ElevenLabsについて
ElevenLabsは音声クローン技術を専門とするAIスタートアップで、高精度かつ自然な合成音声生成を可能にするプラットフォームを開発しています。AI研究者やエンジニアを積極的に採用し、商業利用向けの音声ソリューションを提供することで急速に成長を遂げています。
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