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AIコンパニオンを備えたエージェンティック・ブラウザを開発する"Strawberry"がSeedで$6Mを調達
Strawberryは、General CatalystとEQT Venturesがリードし、Lovable、Supabase、Hugging Faceの創業者が参加したSeedで$6Mを調達した。
組み込み型でパーソナライズされたAIコンパニオンを備えたエージェンティックブラウザを開発するStrawberryは、ブラウジングに直接AIを組み込み、コード不要で適応型のワークスペースを提供することで、日常的なデジタル作業を自動化し、ユーザーがより価値の高いタスクに集中できるようにします。
大企業がAIを導入する際には、多額の予算や数年にわたるプログラムが必要となる一方で、フリーランスやスタートアップ、中小企業は、すぐに使えるツールを必要としています。既存の多くのソリューションは、技術的な専門知識を要求したり、ワークフローを妨げたり、ブラウザとは別のインターフェース上で動作するものが多くあります。
開発者以外のユーザーにもAIを届けることを目指した技術チームによってStockholmで設立されたStrawberryは、タブの切り替え、ツール間でのデータ移動、スプレッドシートの入力、メッセージの下書きといった作業を簡素化し、各ユーザーの状況やワークフローに応じて適応します。
初期ユーザーの中には、競合調査や営業見込み顧客の獲得のためにカスタムアシスタントを構築した人たちもおり、Product Huntで「Product of the Day」や「Product of the Week」を受賞しました。このプラットフォームは、汎用的なエンタープライズAIから、日常業務をより協調的かつ実用的にするパーソナライズされたコンパニオンへの移行を示唆しています。
「ブラウザは、ほとんどの人が毎日使用し、親しんでいるツールです。Strawberryに強力なAI機能を標準搭載することで、AIオートメーションを誰もが利用可能にしています。この資金調達によって、現代の働き手が自分の仕事をもっと好きになり、単純作業から解放される手助けを続けていきます。」とStrawberryのCEO兼共同創業者は述べています。
今回の資金調達により、Strawberryはエンジニアリングとデザイン領域での拡大を進め、成長中のベータコミュニティと共に迅速な反復開発を支援します。
また資金調達と並行して、同社は新機能を備えたアップグレード版をリリースし、選ばれた顧客にアーリーアクセスを提供しながら、毎月オンボーディングの拡大を進めています。
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