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Life Science ToolsのEnzo Biochem、研究試薬事業の成長投資へ
テクノロジー領域に強い投資会社Battery Venturesは、ライフサイエンス研究用試薬を提供するEnzo Biochem(Enzo)の非公開化(take-private)を完了したと発表しました。Enzoは、標識・検出キット、抗体、アッセイ、タンパク質などを含む20万点超の研究試薬を展開し、学術研究から製薬・バイオテックの研究開発まで幅広い用途で利用されています。同社の製品は、ゲノム、タンパク質、細胞、組織解析などに関する175,000件超の論文で引用されており、研究コミュニティでの浸透度の高さが強調されています。
Battery Venturesは、Enzoが長年にわたり築いてきたブランドと科学的専門性、品質へのコミットメントを土台に、次のイノベーションと成長フェーズを加速させる方針です。Battery VenturesのPartnerであるJustin Rosner氏は、同社は以前からEnzoを追跡しており、研究試薬市場のリーダーだと考えていると述べています。そのうえで、新製品開発、市場シェア拡大、戦略的買収を通じた事業拡張を支援し、オペレーショナル・エクセレンスを優先して顧客価値を高めるとしています。General PartnerのJesse Feldman氏も、Enzoの成長余地は大きく、同社を中核に世界水準の試薬ビジネスを築けると述べ、研究開発投資の拡大と、適用領域や海外市場への展開を広げるための買収を進める考えを示しました。
新体制として、ライフサイエンス業界のベテランであるJason Apter氏がEnzoのgroup CEOに就任しました。Apter氏は、製薬・バイオテック向けにバイオアナリティカル/分析試験サービスを提供するSannova AnalyticalのCEOを務めたほか、MilliporeSigmaやJohnson Mattheyでも上級職を歴任しています。取締役会にはBattery側のRosner氏、Feldman氏、そして生物試薬企業Abcamの元CEOであるAlan Hirzel氏が参加し、成長戦略と運営強化を後押しします。Apter氏は、尊敬されるブランドの下で成長加速、運営の卓越性強化、イノベーション促進に取り組む意欲を示しています。
Enzo Biochemについて
Enzo Biochemは、45年以上にわたり研究、創薬、医薬品開発、診断領域向けにライフサイエンス技術を提供してきた研究ツール企業です。標識・検出分野のパイオニアとして、500件超の特許、175,000件超の引用実績、世界水準の研究開発と自社製造体制を背景に、研究者の発見とイノベーションを支える製品群を提供しています。
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