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2026/04/20

Startup Portfolio

AIコーディングツール「Droids」を開発する"Factory"がSeries Cで$150Mを調達し評価額が$1.5Bに拡大

Factoryは、Khosla Venturesがリードし、Sequoia Capital、Insight Partners、Blackstone、NEAなどが参加したSeries Cで$150Mを調達し、評価額は$1.5Bに拡大しました。

自律型AIボットまたはエージェントがコードを書くプロダクトを開発するFactoryのエージェントであるDroidsは、タスクの複雑さや顧客の要望に応じて、OpenAIのGPTやAnthropicのClaudeから、中国のDeepSeekモデルのようなより低コストなモデルまで、複数のAIモデルを切り替えることができます。

このプロダクトの柔軟性は、Morgan Stanley、Ernst & Young、Palo Alto Networksといった現在のエンタープライズ顧客に対する重要なセールスポイントの一つとなっています。また、先端AI企業であるAnthropicにおける頻繁な障害が発生したここ数か月においても、この柔軟性は有効に機能しています。

「Claudeがダウンしている間、複数の顧客との通話に参加していました。これは最高のマーケティングになっています。なぜならFactoryを使えば、ChatGPTやGeminiに動的にルーティングできると伝えられるからです。」とFactoryの創業者兼CEOは述べました。

別のAIコーディングスタートアップであるCursorは、直近では11月に約$30Bの評価額で資金調達を行っており、同様にモデル非依存です。しかし、Cursorが個々の開発者の作業を強化するAI支援型コーディングツールであるのに対し、Factoryはエンタープライズ向けのAIエージェント開発者を実質的に構築しています。

「Fortune500企業の世界では、この大きなAIによる変革の波の中で、今後20年間にわたってどのように組織を構築するかが問われています。それは開発者のコーディング能力を25%向上させるという話ではありません。」とKhosla VenturesのManaging DirectorでFactoryの取締役に参加するKeith Roboisは述べています。

Factoryの創業者であるMartin Grinbergは人生の大半を数学と物理の研究に費やしてきました。University of California,Berkeleyで理論物理学の博士号取得を目指していた際、好奇心からコンピューターサイエンスの授業を受講し始めました。その好奇心はやがて本格的な興味へと変わり、やがて会社の立ち上げ方についてYouTubeで動画を探すようになったと述べています。

2023年、彼は自身のスタートアップのアイデアについて、Sequoiaの投資家であるShaun Maguireにコールドメールを送りました。同じく物理学を学んでいたMaguireはミーティングを受け、その中で二人は学問的な共通点を通じて意気投合しました。ミーティングの終わりには、MaguireはGrinbergに対してBerkeleyを中退して会社を始めるよう挑戦しました。

Grinbergはその挑戦を受け入れました。実際に中退したことをMaguireに伝えた直後、彼はSequoiaのオフィスでのミーティングに招待されました。SequoiaはこのスタートアップのSeed投資家の一つとなり、Maguireは取締役会に参加しました。

FactoryはCursorやCognitionのようなスタートアップと競合していますが、過去1年で独自のAIコーディングツールを開発してきた大手AI研究機関も競合と見なしています。

それでもGrinbergは動じていません。「この分野には多くのツールがあります。しかし、私たちのようにこの問題にアプローチしているものはありません。冗談で、競合は全員であり誰でもないと言っています。」とGrinbergは述べました。

生成AIが登場してから3年以上が経過したが、AIを活用したコーディングは依然として、この技術における最も人気があり、収益性の高いユースケースでです。「Claude Code」の開発元であるAnthropicをはじめ、CursorやCognitionなど複数の企業がすでに主導権を争っているものの、投資家たちは、少なくともあと1社分の参入余地があると見ています。

 

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