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APIのKong、デジタルエンジニアリング大手Persistent Systemsとエンタープライズ向けAI本番化のための戦略的パートナーシップを締結
API/AIコネクティビティ技術の主要開発企業であるKongは、グローバルなデジタルエンジニアリング&エンタープライズ・モダナイゼーション企業であるPersistent Systems(BSE: 533179、NSE: PERSISTENT)と、戦略的パートナーシップを締結したと発表しました。両社は、エンタープライズがAIを安全かつ確実にスケールするために必要な「コントロールレイヤー」の実装を支援する立場で、Persistentは今回Kongのグローバル・システムインテグレーション・パートナーとしてユニークなポジションを獲得しています。Persistentのエンジニアリング主導のアプローチと、Kongの統合APIおよびAIコネクティビティ・プラットフォームを組み合わせることで、インテグレーションのシンプル化、ガバナンスの強化、エンタープライズAI採用の加速を狙う構図です。
背景にあるのは、エンタープライズAIの局面シフトです。AIをエクスペリメンテーション(試行)からプロダクション(本番運用)へと移す段になると、課題はもはや「モデルへのアクセスをどう得るか」ではなく、「AIシステムをどのように接続し、ガバナンスし、運用するか」へと移っています。API、データパイプライン、モデル、エージェントが「単一のオペレーショナル・ファブリック」へ収斂しつつあるなかで、統合されたコントロールレイヤーがなければ、このファブリックは断片化し、ガバナンスが難しく、スケールするほど複雑性が増していくことになります。今回の提携は、まさにそのギャップを埋めるためのもので、Persistent×Kongはエンタープライズに対し、API・データ・AIサービスをまたぐ、ガバナンス可能でスケーラブルなコネクティビティレイヤーの実装を支援していきます。具体的には、レガシーなAPI環境のモダナイゼーション、ガバナンス強化、運用コスト削減、ハイブリッドおよびマルチクラウド環境におけるハイパフォーマンス・ワークロードのサポートまでをカバーします。
加えて、本提携はジェネレーティブAI(GenAI)およびエージェント型ワークフローの「オペレーショナライズ(実運用化)」に直接踏み込みます。Model Context Protocol(MCP)ベースのアーキテクチャを含めて、セキュリティ、可観測性(オブザーバビリティ)、ポリシー駆動型のコントロールをビルトインで提供する設計で、PII(個人識別情報)保護、集中型アクセス管理、エンドツーエンドの可観測性といったポリシードリブンなセーフガードによって、APIおよびAIインタラクションにわたるエンタープライズ級のセキュリティとコンプライアンスを担保する構造です。本提携は、Kongの「AI Gateway」および統合APIおよびAIコネクティビティ・プラットフォームと、Persistentの「GenAI Hub」およびエンジニアリング主導のデリバリーを組み合わせるもので、組織が孤立したAIユースケースの域を脱し、ガバナンスされたプロダクショングレードのAIシステムへ移行するうえで、よりコントロール性が高く、リスクが低く、ビジネスバリューの実現が早い経路を提供することを目指します。Persistentのエグゼクティブ・バイス・プレジデントであるAnand Krishnanは、「エンタープライズAIは、『誰がモデルにアクセスできるか』ではなく、『組織がシステム全体にわたる知能のフローをどれだけ効果的にガバナンスできるか』によって定義される。APIはもはや単なる統合ポイントではなく、エンタープライズAIのコントロールレイヤーだ。Kongとのパートナーシップは、Persistentのエンジニアリング主導のアプローチと、統合されたコネクティビティ・プラットフォームを組み合わせ、顧客がフラグメント化されたAIイニシアチブから、スケール可能でプロダクショングレードなシステムへと移行することを支援する」と述べています。Kongのシニア・バイス・プレジデント兼Head of Business DevelopmentであるKen Kimも、「エンタープライズはAIをプロダクションへと急いで投入しており、APIはサービス、データ、モデルエンドポイントを複雑な環境横断で接続する上で決定的な役割を果たす。我々は、組織が任意のモデル・任意のクラウドでAPI/AIワークロードを横断するトラフィックをセキュアに、マネージ可能に、ガバナンス可能に、スケーラブルに扱うためのAIコネクティビティ・インフラを構築している」とコメントしており、ポリシーエンフォースメント、セキュアアクセス制御、堅牢なオブザーバビリティおよび監査トレールを伴った、エンタープライズAIデプロイメントのモダナイズを共同で支援する姿勢を強調しています。
Kongについて
Kongは、2009年にイタリア出身のAugusto Marietti(CEO)、Marco Palladino(CTO)、Michele Zoncaによって設立された、米国・サンフランシスコを本社とするAPI・AIコネクティビティ技術の主要開発企業で、もともとはAPIマーケットプレイス「Mashape」として事業を開始しました。共同創業者のMariettiとPalladinoはイタリア国内での資金調達に苦戦した後に米国へ移り、到着から15日以内に約10万ドルのエンジェル投資を獲得したという経緯を持ち、その後マーケットプレイスをマネジメントプラットフォームへとピボットして2015年にApache 2.0ライセンスのオープンソースAPIゲートウェイ「Kong Gateway」を立ち上げました。現在のKongは、Kong Gateway、Kong Enterprise、統合APIおよびAIプラットフォームのKong Konnect、Kong AI Gateway、オープンソースサービスメッシュのKuma、エンタープライズグレードのKong Mesh、APIデザイン/テストツールのInsomniaなどを提供しており、Fortune 500企業からAIネイティブのスタートアップに至るまで、グローバルで700社超のエンタープライズ顧客に採用されています。GSK、PayPal、NYSE、Ciscoといった大手企業もユーザーで、世界中で700万以上のゲートウェイインスタンスが稼働し、月間20兆超のリクエストを処理しているとされます。資金調達面では、これまでに累計約3億4,500万ドルを8回のラウンドで調達しており、Tiger GlobalとBaldertonがリードしたシリーズE(1.75億ドル、評価額20億ドル)に加え、Andreessen Horowitz、NEA、Sapphire Ventures、Jeff Bezos、Eric Schmidtらが投資家として支援しており、年次経常収益(ARR)1億ドル超かつ黒字を達成済みのスケールアップとして、AI時代の「ソフトウェアアセンブリライン」を支えるコネクティビティレイヤーの構築を進めています。
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