Faye 旅行保険のスタートアップがシリーズAで1000万ドルの資金調達を実施

旅行保険の新興企業であるFayeは、シリーズAで1000万ドルの資金を調達したと発表しました。これにより、同社の資金調達総額は1,800万ドルに達しました。この資金調達ラウンドは、既存の投資家であるViola VenturesとF2 Venture Capitalとともに、Munich Re Venturesが主導しました。また、追加投資家として、Menora TechとAllianzのグローバル旅行保険部門の元CEOであるMike Nelsonが参加しています。

Fayeのプロアクティブでホリスティックな旅行保険は、米国を出発する旅行者に比類ない価値を提供し、その結果、広く普及し、常に5つ星の評価を受け、1年以内にFayeで複数回旅行する顧客も相当数います。Fayeは、市場参入初年度に数百万ドルの保険料を獲得しており、2023年だけで売上が4倍になる見込みです。また、すでに数百人いるトラベルアドバイザーや販売パートナーも2倍以上に増やす予定です。この資金調達のニュースは、同社がトラベルアドバイザーポータルを立ち上げた直後のことです。このポータルは、トラベルアドバイザーや代理店がFayeの旅行保険を簡単に提案、学習、管理できるワンストップ・ショップです。さらに、同社は新たに開発したAPIを公開し、新しいレベルの旅行保護を顧客に提供したいと考える旅行代理店とのシームレスな統合を可能にし、提供する商品に完全に組み込まれるようにしました。

業界全体における旅行保険購入の需要は、夏休みの旅行が非常に忙しくなる季節を支えています。また、空港の混雑やスタッフの不足など、消費者の不満が続くと予想されるため、旅行保険への加入が増え、保険と24時間体制のサポートを提供するプロバイダーへの信頼が高まると考えています。

Fayeは、発売当初から、アドベンチャー＆エクストリームスポーツやバケーションレンタル損害補償などの新たな補償を追加し、さらに充実したサービスを提供しています。現在、ニューヨーク州、カリフォルニア州、フロリダ州、テキサス州を含む48州で利用可能ですが、近々、全米で利用可能になる予定です。Fayeは、連続起業家で旅行好きのElad Schaffer（CEO）とDaniel Green（CTO）が設立した2番目のスタートアップです。今後数ヶ月の間に、二人はこの資本注入を成長促進、新しい保険商品の開発、自動化とシームレスな統合による規模の拡大、トップブランドや販売パートナーとの新たなパートナーシップの構築に充てる予定だそうです。

Fayeの保険は、旅行者のフライト、ホテル、健康状態（既往症を含む）、荷物、ペットまでカバーすることができます。iOSまたはAndroidのアプリを通じて、リアルタイムでプロアクティブなアラートを送信し、24時間365日、カスタマーエクスペリエンスの専門家にアクセスできます。また、Faye Walletを利用することで、旅行者は旅行中に発生した不都合（手荷物やフライトの遅延など）に対する迅速な払い戻しを受けることができ、ポケットマネーではなく、最も必要なものを購入するための資金として即座に利用できます。

Fayeの共同創設者兼CEOのElad Schaffer氏は、次の様に述べています。「Fayeの取締役に就任したAhmedは、「最終消費者を念頭に置き、Fayeは透明性の高いデジタル統合型の総合補償を提供し、旅行中に起こりうる多くの不都合を管理するリアルタイム・アプローチを提供します。Fayeは、旅行、インシュアテック、フィンテックの世界をうまく融合させ、消費者が旅行への投資をシームレスに保護できるようにしました。私たちは、Fayeチームの旅に参加できることをうれしく思っています。」