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2023/09/20

Startup

サイバーセキュリティCato Networksが、2.38億ドルの資金調達で30億ドルを超える評価額を達成

イスラエルのスタートアップへのサイバーセキュリティ資金調達とベンチャー投資は減少していますが、それが全て途絶えたわけではありません。テルアビブ拠点のCato Networksは、Lightspeed Venture Partnersが主導するラウンドで2.38億ドルを調達し、30億ドルを超える評価額となりました。この新しい評価額は、2021年にLightspeedが主導した2億ドルのラウンドで企業が評価された25億ドルから上昇しています。このラウンドには、Adams Street Partners、SoftBank Vision Fund 2、Sixty Degree Capital、およびSingtel Innov8も投資者として参加しました。Catoはこれまでに7.73億ドルを調達していると企業は述べています。

Cato Networksは、セキュアアクセスサービスエッジ(SASE)プラットフォームを顧客に提供しています。これらのプラットフォームは、データセンターでのボトルネックを回避しながら、クラウドから企業のネットワークエッジまでのネットワーキングとセキュリティを提供します。より多くの企業がクラウドとエッジコンピューティングへの移行を進める中、このようなセキュリティはより重要視されています。ZscalerやPalo Alto Networksのような大企業や、カリフォルニア州サンタクララを拠点とするネットワーキングおよびサイバーセキュリティ企業であるVersa Networksのようなスタートアップが、このようなプラットフォームを提供しています。Versaは、約1年前に「プレIPOラウンド」と呼ばれる1.2億ドルのラウンドを完了しました。

イスラエルのスタートアップは、今年資金調達が大幅に減少しました。Crunchbaseのデータによれば、今年第2四半期には、同国のスタートアップの資金調達が前年同期比で67%減少し、前年の第2四半期の27億ドルから今年第2四半期には9億ドル未満に落ち込みました。特に、イスラエルに拠点を置くサイバーセキュリティの資金調達がこの減少の触媒となっており、同国での第2四半期のサイバーセキュリティスタートアップの資金調達がCrunchbaseのデータによれば87%減少しました。今年、資金調達がほぼ全ての地域で減少している一方で、イスラエルは、投資家を警戒させるような大きな政治的混乱に直面しているため、ベンチャーとスタートアップのエコシステムに関して独自の問題を抱えています。Catoの調達は、今年の国内で2番目に大きな調達であり、3月にeToroが調達した2億5000万ドルに次いでいます。

 

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