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偽情報検出Cyabraが、ナスダックSPAC合併に合意
イスラエルの偽情報検出スタートアップCyabraは、特別買収目的会社(SPAC)であるTrailblazer Merger Corporation(Nasdaq: TBMC)と最終合意を締結しました。この取引が2025年第1四半期までに完了すると、CyabraはNasdaqに上場することになります。取引の評価額は、Cyabraの企業価値を総額7000万ドルとしています。Cyabraは、CEOのDan Brahmy、Yossef Daar、Ido Shragaによって2017年に設立されました。彼らは全員、イスラエル国防軍(IDF)の情報部隊のベテランです。同社はFounders Fund、OurCrowd、Capital Y Management、Red Forest Ventures、Summus Group、Harpoon Ventures、Alabaster、TAU Venturesなどから総額1230万ドルの資金を調達しています。
同社は、不正なボットキャンペーンを検出し、ソーシャルメディア上で悪意のあるアクターと戦うためのツールを提供する技術を開発しました。Cyabraは19の政府から採用されており、Elon MuskがTwitterを買収する前に、Twitter上のボット活動のレベルを分析するようにCyabraに依頼しました。
Brahmyは、「我々の独自技術は、イスラエル特殊作戦司令部(SOCOM)のベテランによって開発されました。これにより、複雑なアルゴリズムと高度なデータ分析を用いて、自動化されたボットがどのようにソーシャルメディアプラットフォーム上で嘘を広めているかを特定することができます。現在、世界中の企業や政府が我々の製品を使用し、攻撃が発生している時期を特定し、被害を最小限に抑え、国民やブランドを保護するために必要な情報を提供しています」と述べています。
TrailblazerのCEOであるArie Rabinowitzは、「ソーシャルメディアの急増が、私たちの日常生活に複雑な課題をもたらしていることは明らかです。悪意のあるアクターの増加と共に、生成AIやボットアカウントを含む自動化されたコンテンツ作成および配信ツールの普及により、意図的な偽情報の拡散が進行中です。Cyabraは、これらの脅威を検出し、監視する技術を提供しており、政府やセキュリティ機関、国際企業によって採用されています。Cyabraを公開市場に紹介し、同社の成長を支援できることを楽しみにしています」とコメントしています。
Cyabraの取締役であり、元米国国務長官のMike Pompeoは、「Cyabraの取り組みは、私たちのデジタル領域を守るだけでなく、自由で公正な論議の基盤を強化しています。Cyabraの貢献は、民主的な機関を攻撃しようとする悪意のあるアクターとの戦いにおいて非常に価値があります」と述べています。
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