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GenZ向けSNSのFizz、HBCU学生起業家を支援へ
若者世代であるGenZ向けのSNSを提供するFizzは、若手学生起業家向けのアクセラレーターであるBreakthrough Venturesと新たに提携したことを発表しました。Fizzは同アクセラレーターに広告クレジットを提供し、特に歴史的黒人大学(HBCU)の学生を対象に次期参加者の募集を支援します。
大学卒業を待たずにビジネスを始めるGenZ世代は増加しており、Fizzの共同創業者であるTeddy SolomonとAshton Cofer自身もその例です。彼らは2020年のパンデミックでリモート環境となったスタンフォード大学の初年度に孤立を感じ、学生同士の繋がりを生む場としてFizzを立ち上げました。現在FizzはすべてのHBCUを含む300以上の大学で利用され、ベンチャーキャピタルから総額4100万ドルの資金を調達しています。Fizzの共同創業者兼CEOのTeddy Solomonは、「HBCUは全米でも特にコミュニティの結束力が強い大学です。その特性を反映したFizzコミュニティが生まれています。今回の提携により、学生起業家が資金やメンターを得て、自らのアイデアを発展させる機会を提供できます」と語っています。
Breakthrough Venturesはハーバード大学JD/MBA・スタンフォード大学卒のRoman Scottとスタンフォード大学卒のItbaan Nafiが設立。彼ら自身が若手起業家としての苦労を知っており、これまでに参加した19人の創業者は既に総額1000万ドル以上の資金を調達する成果を挙げています。Roman Scottは「資金調達や法的支援、メンターシップへのアクセスは特権ではなく、若い起業家にとって基本的な支援であるべきです。Fizzと提携し、HBCUの学生起業家にアクセスすることで、次世代を担うリーダーをさらに多く輩出できるでしょう」と述べています。
Breakthrough Venturesに選出された起業家は、最大1万ドルの助成金、トップクラスの投資家やCEOによるメンターシップ、AmazonやNVIDIAから最大10万ドルのクラウドクレジット、スタンフォード法科大学院による無料の法的サポート、Sequoia、a16z、Mayfield、Lightspeedなど大手VCとつながるDemo Dayへの参加が可能となります。Breakthrough Venturesの共同創業者であるItbaan Nafiは、「Fizzが私たちの目の前で成功したように、同様の成功は誰にでも可能です。私たちは、HBCUを含む全国の若手起業家が必要なネットワークとリソースを得られるよう支援し、次世代が世界をより良い場所に変えていく手助けをします」と語っています。
Fizzについて
Fizzは2021年にスタンフォード大学で立ち上げられた、大学キャンパス内でリアルな交流を促進するSNSです。全米300以上の大学で利用され、モデレートされた環境で学生が日々の思いや体験を自由に共有できるプラットフォームを提供しています。Fizzは大学生同士の交流文化を変革し、安心で楽しめるプライベートなオンライン空間を創出しています。
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