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Agentic AIのParloa、シリーズCで1億2000万ドル調達、企業評価額は10億ドルに
顧客体験を向上するためのAgentic AIプラットフォームを提供するドイツ企業Parloaは、シリーズCラウンドで1億2000万ドルの資金調達を完了しました。このラウンドを主導したのはDurable Capital Partners、Altimeter Capital、General Catalystで、RPT Capital、EQT Ventures、Senovo、Mosaic Venturesも参加しています。この調達により、Parloaの企業評価額は10億ドルに達しました。Durable Capital PartnersのマネージングパートナーであるHenry Ellenbogen氏は、「Parloaは顧客体験の次なるイノベーションを主導し、市場を変革するユニークな立ち位置にあります。同社の素晴らしいリーダーシップチームと共に、このシリーズCラウンドをリードできることを誇りに思います」と述べています。
Parloaは2018年に設立され、企業向けにAgentic AI管理プラットフォームを提供してきました。昨年のシリーズBラウンド(6600万ドル調達)の後、同社はエンタープライズ向けのAI Agent Management Platform(AMP)を発表しています。このプラットフォームは企業のコールセンター向けとして世界初のもので、顧客と自然でパーソナライズされた会話が可能なAIエージェントを作成・展開できます。これらのAIエージェントはシミュレーションやデータ隔離、コンテンツフィルタリングなどの厳格なテストを経て導入されています。
Parloaのプラットフォームは、複数のフォーチュン200企業を含む大手企業で採用されています。同社は今回の資金を活用して北米とヨーロッパでの事業拡大を図るほか、AMPプラットフォームの機能をさらに向上させ、グローバルな人材獲得を通じて組織強化を進める予定です。Parloaの共同創業者兼CEOであるMalte Kosub氏は、「企業と顧客とのインタラクションは劇的に変化しています。Parloaはその変化の最前線に立ち、AIを活用して企業の顧客サービスを変革しています。当社のプラットフォームを通じて企業はAIエージェントと顧客との間に個別の関係を築き、顧客ロイヤリティを深め、新たな収益機会を創出しています。今回の資金調達により、この革新的なAIエージェントプラットフォームの成長をさらに加速します」と語りました。
Parloaについて
Parloaは、ドイツを拠点にAIを活用した企業向け顧客サービスプラットフォームを提供するスタートアップです。企業が顧客と自然な対話を実現できるAIエージェントを構築・管理するプラットフォームを展開しており、世界的な企業を多数顧客として抱えています。顧客体験のパーソナライズとサービスの効率化を同時に実現することを目的に、北米およびヨーロッパで積極的に事業を拡大しています。
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