企業向けヘルステクノロジー企業で健康福利サービスを提供する"Judi Health"がSeries Fで総額$400Mを調達

Judi Health(旧称:Capital Rx)は、Wellington ManagementとGeneral Catalystがリードし、Generation Investment Management、Growth Equity at Goldman Sachs Alternatives、Transformation Capitalなどが参加したSeries Fで総額$400Mを調達し、株式で$252M、残りは同社の証券への追加投資が含まれています。これらの取引は10月初旬に完了予定です。

新たな資金調達と同時に、同社はJudi Health™へとブランドを変更し、起源をより反映しつつ、雇用主が独自のニーズに合った健康福利プログラムを設計・管理できるように支援する、フルサービスのヘルスベネフィットテクノロジー企業としての幅広い機能を表現するための変更です。

企業向けヘルステクノロジー企業で福利厚生の管理者のJudi HealthのEnterprise Health Platform (EHP)は、以下のブランドを通じて、進化する顧客ニーズに明確かつ柔軟に対応するフルセットの雇用主向け健康福利サービスを提供します。

Capital Rx: フラットフィーベースの整合された価格モデル、会員重視のサービスアプローチ、運用効率において評価されている業界をリードする透明なPBMとして、今後も運営を継続します。
Judi Health™: 同社のフルサービスの健康福利管理プラットフォームであり、Judi Care™によって薬局、医療、視力、歯科の福利厚生における統合的なケアナビゲーションを提供し、請求管理と関連ワークフローも統合されています。これにより、雇用主およびプランメンバーは、単一のソリューションであらゆる健康福利を簡単に管理できます。
Judi®: 「adjudication（支払査定）」の略で、同社の目的に沿って構築されたEHPです。Judi®は、Fortune 500企業、アメリカ最大の労働組合、主要な医療システム、MedicareおよびMedicaidプラン、トップクラスの学術機関などにおいて、数百万人のプランメンバー向けに行政ワークフローを提供しています。

Judi Healthへの移行と、それを支える資金調達は、健康福利の管理における根本的な非効率性や、アメリカにおける医療費の上昇という課題に対応する重要な節目となります。米国では、医療費が2026年には約9%増加する見込みで、これは過去10年以上で最も急激な上昇です。このような医療費の急増にもかかわらず、アメリカ人の健康状態は悪化しています。患者は、診察、処方、処置にかかる本当のコストを理解するのに苦労しており、透明性の欠如が、命を救える可能性のある治療の遅延や回避につながっています。

Judi Healthは2017年末に設立され、薬局給付管理における技術革新と整合された価格モデルで全国的に評価を受けてきました。この基盤は今後も維持・拡張されていきます。すでに4M人以上の雇用主PBMメンバーと、54M人以上の健康プラン対象者が、ゼロから構築されたJudiプラットフォーム上で運用されており、同社は豊富な経験、実績あるインフラ、強固な顧客基盤を持つイノベーターかつリーダーとして、より広範な健康福利市場に参入しています。

「私たちは、Judi Healthがより透明な米国医療システムの基盤的インフラを構築していると信じています。医療福利が不整合なインセンティブとレガシー技術によって不透明である限り、患者は薬局のカウンターでも病院のベッドでも苦しみ続けるでしょう。Judi Healthが薬局から統合請求およびフル福利厚生管理へと拡張する今、我々は彼らが重要な転換点に到達していると考えており、この加速の瞬間に彼らと提携できることを嬉しく思います。」とGeneration Investment ManagementのDirectorは述べています。

「私たちは、透明性のある薬局給付サービスであるCapital Rxに対する前例のない需要を目の当たりにしてきました。そして、Judi Healthの導入により、医療、歯科、視力の福利厚生も単一プラットフォームで管理できるようになります。米国の医療エコシステムには、コストをつり上げ、手数料を隠し、不整合と古い技術に頼った結果として、質の低いケアを提供する『レントシーカー』があまりにも多く存在しています。Judi Healthは、より良いケアの約束であるだけでなく、米国医療の未来を支えるテクノロジーそのものなのです。」とJudi HealthのCEOは述べています。