ビジネス向けのグローバル税務コンプライアンスプラットフォームの"Anrok"がSeries Cで$55Mを調達

Anrokは、Spark Capitalがリードし、Sapphire Venturesおよび既存投資家のKhosla Ventures、Sequoia Capital、Index Venturesが参加したSeries Cで$55Mを調達し、これまでの資金調達総額は$100Mを超えました。

現代のビジネス向けのグローバル税務コンプライアンスプラットフォームのAnrokは、AIおよびインフラソフトウェア分野のテクノロジーベテランによって設立されたAIネイティブ企業であり、パートナーや顧客とともにイノベーションを行うグローバルな税務・会計専門家チームを結成しました。

Anrokは、現在、世界中の3,000人を超えるファイナンスリーダーにサービスを提供しています。Anthropic、Cursor、Notionなどの企業は、Anrokを活用してグローバルな税務コンプライアンスを自動化しており、企業が事業を展開するすべての国と法域を網羅しており、毎月の売上税コンプライアンスにかかる時間を90%削減しています。

Anrokは、AI企業やSaaSプロバイダーから、eコマースマーケットプレイスやハードウェア企業まで、デジタル経済全体にわたってビジネスを支援しています。Forbes AI 50のうち40%以上がAnrokを税務コンプライアンスに利用しており、同社は急速な成長を遂げ、世界で最も革新的なテクノロジー企業向けのリーディングソリューションとしての地位を確立しています。

世界の売上税制度は急速に進化しています。米国では州ごとの規則が増え続けており、世界では100を超える国がデジタル製品に対してVATまたはGSTを課しています。Anrokが3,200万件を超える月間取引を分析したところ、企業が成長するにつれて申告要件が爆発的に増加しており、売上が$1M未満の場合の年2回の申告が、$50M以上の売上では94回以上の申告に増加しており、これは実に47倍の増加です。同時に、課税対象となる収益の割合は、グローバル展開により20%から51%以上に倍増しており、手動プロセスでは対処できない複雑さが生まれています。Anrokは、すべての法域と国において完全なグローバルコンプライアンスカバレッジを提供する唯一のソリューションであり、AIネイティブの自動化と税務専門知識を組み合わせたテクノロジープラットフォームにより、ファイナンスチームがコンプライアンスを維持し、絶え間ない規制の変化に先んじることを支援します。

「税務コンプライアンスが請求に応じて自動的にスケールすることがわかっているので、エンジニアリングリソースを税務の複雑さに振り向けることなく、プロダクト開発に集中できます」とCursorのBusiness Operations and Strategy担当は述べています。

Anrokの特徴は、AIと人間の専門知識を組み合わせるアプローチにあります。AIは文書の抽出や自動化といったルーティンタスクには優れていますが、税務コンプライアンスは決定論的であり、監査対応のための十分な文書化が必要であるため、AIが生成した結果に対する専門家の監督が不可欠です。Anrokのハイブリッドアプローチでは、AIを使って業務の効率を高めながらも、インフラと専門家が関与することで、結果の正確性と信頼性を確保しています。

「グローバルな売上税コンプライアンスは長年にわたり機能不全に陥っており、企業がスケールするほど問題が指数関数的に悪化します。Anrokは、現代のビジネスに対応して実際にスケールする初のソリューションを構築しました。彼らは商取引がグローバルであることを理解しており、現代の商取引を支えるにはローカルの要件を深く理解する必要があるのです。私たちは、Anrokがグローバルビジネスにとって不可欠なインフラとなるこのチームを支援できることを嬉しく思います。」とSpark CapitalのGeneral PartnerであるYasmin Razavi氏は語ります。