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AI検索のPerplexity、エージェント型ブラウザ「Comet」Android版の早期アクセスを開始
Perplexityは、エージェント型AIブラウザ「Comet」のAndroid版に向けた早期アクセスプログラムを開始し、一部ユーザーへの招待送付を始めたと報じられています。もともとCometはWindowsとMac向けに招待制で提供されていましたが、その後一般提供が進み、今回いよいよAndroidへの展開に踏み出します。Android版のテストに参加するには、Google PlayストアまたはCometの公式サイトから事前登録する必要があり、Perplexityの有料プラン利用者や検索エンジンを日常的に使うユーザーが優先されるとみられます。CEOのAravind SrinivasはXへの投稿で、Androidでの利用状況とPro/Maxステータスが招待の重要な判断材料になると述べ、モバイルブラウジングの未来をユーザーと共に形づくりたいとコメントしています。
CometはGoogle ChromeやMozilla Firefoxのような従来型のタブ中心インターフェースとは異なり、表示中のWebページについてその場で質問できるなど、生成AIを前提としたブラウジング体験を提供するのが特徴です。Perplexityは先週、このCometの中核機能である「Comet Assistant」を「完全に再設計した」と発表し、複数タブをまたいだ支援や、求人探し、出張・旅行の最適なプランやお得なディール探しを手伝う機能などを追加しました。社内テストでは前バージョン比で23%性能が向上したとされ、多段階の推論や手順を間違いなくこなすタスクに強みを発揮すると説明しています。
今年ローンチされたCometは、ブラウザ市場で依然として約60%超のシェアを持つGoogle Chromeに挑む新興勢力の一つとして注目されています。Perplexityは、検索から閲覧、タスク実行までを一気通貫でサポートする生成AI中心の体験を打ち出すことで、Chromeからユーザーを取り込む狙いです。一方、OpenAIもChatGPTと統合されたブラウザ「ChatGPT Atlas」を発表し、サイドバーからページ内容に関する質問ができるほか、イベントの計画や予約などを代行するAIエージェント機能を提供し、AIブラウザ競争は加速しています。こうした中で、Android対応を進めるCometは、モバイルを起点にユーザー基盤の拡大を図る構えです。
Perplexityについて
Perplexityは、生成AIを活用した対話型検索エンジンとAIエージェント技術を開発するスタートアップです。自然文の質問に対してWeb情報を要約・整理して回答する検索体験を提供し、その技術を応用したエージェント型AIブラウザ「Comet」で、閲覧中のページ理解やリサーチ、タスク実行を一体的に支援します。デスクトップからモバイルまでをカバーするプロダクト戦略を通じて、検索とブラウジングの在り方を再定義しようとしています。
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