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HealthTechのStuffThatWorks、患者起点AIを率いる新CEOにJulie A. Rossを任命
StuffThatWorksは、Advanced Clinicalの元CEOであるJulie A. Rossが、最高経営責任者(CEO)兼社長に就任したと発表しました。Rossは即日就任し、同社が保有する患者起点の独自AIモデルを中核に、次の成長段階を主導します。同モデルは、製薬開発における最大の制約である「参加意欲のある患者への直接アクセス不足」と「AI対応の実世界データ欠如」を解消することを目的としています。
医薬品開発には毎年巨額の投資が行われている一方で、臨床試験の70%超が遅延しており、その主因はプロトコルの実現可能性不足、非効率な被験者募集、患者インサイトの欠如です。現在のAI活用におけるボトルネックはアルゴリズムではなく、信頼できる患者報告データと、臨床意思決定に耐えうる研究品質のアウトプットを生み出す基盤にあります。
StuffThatWorksはこの課題を解決するため、1,250の疾患領域にわたる300万人超の患者とつながる自己増殖型の患者データエンジンを運営し、13億件の構造化・縦断データを継続的に生成しています。これらは一貫性と横断性を備え、規制下の臨床環境でAIを学習・運用するために最適化されています。同社の中核となる患者起点AIモデルは、生成文ではなく構造化された研究アウトプットを提供します。要約や推測ではなく、ライブの患者データ上で分析プログラムを実行し、実現可能性評価、サブグループ特定、参加予測、バイアス低減、実世界での安全性・有効性分析に関する統計的に裏づけられた回答を導きます。その結果、患者インサイトや被験者募集で10倍の効率向上を実現し、登録までの期間短縮に寄与しています。
Rossは30年以上にわたり臨床試験運営、商業化、M&Aを率いてきました。Advanced ClinicalのCEOとして同社を売上2億ドル規模に成長させ、長期的な製薬・バイオテック企業とのパートナーシップを構築してきた実績を持ちます。今回の任命は、患者インテリジェンスを実行可能な臨床試験ソリューションへと転換する同社の戦略を強化するものです。
StuffThatWorksについて
StuffThatWorksは、患者主導・AIネイティブの新しいヘルスデータ基盤を構築する企業です。300万人超の患者と1,250の疾患領域にわたる実体験データをAIで構造化し、研究、治療、創薬、臨床試験の全工程を加速します。患者にとっては、当事者コミュニティを通じて研究とケアに参加できる新たな機会を提供します。
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