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AIデータセンターの省電力化を実現するAkash Systems、NVIDIA H200搭載サーバーをNxtGenへ初納入
Akash Systemsは、独自のDiamond Cooling技術を搭載したNVIDIA H200 GPUサーバーを、インド最大のソブリンクラウドプロバイダーであるNxtGen AI Pvt Ltdに納入したと発表しました。これは、世界初となるダイヤモンド冷却GPUサーバーの商用導入事例です。今回納入されたサーバーは、データセンターの電力効率と資本効率を大幅に向上させることを目的としています。Akash Systemsによると、高温環境下、具体的には最大50℃のデータセンター環境においても、従来の24℃から29℃で運用される標準的なデータセンターと比較して、サーバー1台あたり最大15%のFLOPs/Watt向上が見込まれるとしています。これにより、データセンター全体のエネルギー消費削減が期待されます。今後は、Blackwellシリーズを含む他のNVIDIAシステム向けにもアフターマーケットのDiamond Coolingソリューションを展開する計画です。
Co-Founder兼CEOのDr. Felix Ejeckamは、Diamond CoolingがAIインフラ競争における最大の課題であるエネルギー効率と資本効率の問題を解決すると述べました。電力使用効率を改善し、サーバーあたりのトークン出力を高密度化することで、データセンターの展開スピードと性能を引き上げると説明しています。計算性能が1〜2%向上するだけでも大きな意味を持つ中で、15%のGPU計算性能向上はゲームチェンジャーであると強調しました。Diamond Coolingを搭載したサーバーは、従来型サーバーと比較してエネルギー効率、性能、コスト面で優位性があります。熱によるスロットリングを排除することで、大規模なAIモデルの学習や推論といった高負荷ワークロードにおいてもピーク性能を維持できます。AIデータセンターがDiamond Coolingサーバーへ移行した場合、電力効率の改善により最大15%以上の計算出力増加が見込まれます。
NxtGenのCEOであるA.S. Rajgopalは、インドのAIイノベーターを支える高性能クラウド基盤の構築を使命としていると述べ、Akash Systemsの技術導入により顧客への競争力あるサービス提供と自社のコスト効率向上を同時に実現するとコメントしました。今回の世界初の導入は、AIファクトリー戦略における重要な一歩であるとしています。ダイヤモンドは、銅の約5倍の熱伝導性を持つ素材であり、発熱を高速に除去できる特性があります。この技術はすでに宇宙分野で実証され、衛星システムで稼働しています。Akash SystemsのDiamond Coolingは、既存の空冷や液冷技術と補完的に機能する新たな冷却レイヤーとしてGPUスタックに追加されます。
Akash Systemsについて
Akash Systemsは、AIサーバーおよび高発熱電子機器向けにDiamond Cooling技術を開発するテクノロジー企業です。同技術はNASAとの連携により衛星用途として初めて開発・実装されました。現在は、急成長するAIデータセンター市場に向けて、GPU、CPU、メモリシステム向けの冷却ソリューションを提供しています。Akash SystemsはKhosla VenturesおよびFounders Fundといった有力ベンチャーキャピタルの支援を受けています。
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