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汎用人工知能のOpenAI、Broadcomと提携し自社設計AIチップを開発し、来年末にカスタム加速器を展開へ
OpenAIは、Broadcomと協力して自社設計のAIコンピューティングチップ(カスタムAIアクセラレータ)を開発すると発表しました。両社は金銭的条件を開示していませんが、来年末から新しいラック型のカスタム加速器を順次配備する計画です。今回の提携は、ChatGPTを提供するOpenAIが、AI運用に不可欠な半導体とデータセンター基盤を強化する一連の大型取引の最新動向にあたります。
OpenAIはここ数週間で、NvidiaやAMDといったチップメーカーとの供給契約に加え、OracleやCoreWeaveなどのデータセンタープロバイダーとも相次いで提携を拡大しています。一方で、出資と供給が相互に絡み合う「循環的な資金調達」への懸念も指摘されており、収益化前の同社が過度なバリュエーションや投資約束を抱える“AIバブル”への目線もあります。D.A. Davidsonのアナリストでテクノロジー調査責任者のGil Luria氏は、OpenAIが「自社カスタムチップを持つ意図は現実的だが、総額で1兆ドルに迫るコミットメントは会社の収益規模(約150億ドル)から見て非現実的だ」と慎重な見方を示しました。
OpenAIのCEO Sam Altman氏によると、Broadcomとのカスタムチップ開発は約18か月前に始動。今回の提携によって実現する計算能力は合計10ギガワット規模に達するとし、「高度な知能を世界へ提供するための巨大な計算インフラになる」と述べました。BroadcomはAmazonやGoogleなど他の主要AI開発企業とも協業しており、発表当日には同社株が9%超上昇しました。BroadcomのCEO Hock Tan氏は、より高性能なフロンティアモデルや「スーパーインテリジェンス」へと進むためにOpenAIは計算能力を必要としているとし、「自社チップを持てば、自らの運命をコントロールできる」と強調しました。
OpenAIについて
OpenAIは、汎用人工知能の安全な研究開発と社会実装を目指すAI企業です。対話型AIのChatGPTをはじめ、マルチモーダルモデルやエージェント技術、開発者向けAPIを提供し、企業・教育・研究分野の生産性向上を支援しています。安全性、ガバナンス、信頼性を重視した設計思想のもと、パートナーと共に先端AIのための計算基盤とエコシステムを拡充しています。
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