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防衛テックのAnduril、ポーランドの国営PGZと巡航ミサイル「Barracuda-500M」の現地生産で合意しヨーロッパ初の生産拠点を確立へ
米国の防衛テック企業Andurilが、ポーランドの国営防衛大手PGZ(Polska Grupa Zbrojeniowa)およびその傘下のWZL-2と、巡航ミサイル「Barracuda-500M」をポーランド国内で生産する協力協定を結びました。協定はポーランド北部ブィドゴシュチュで、トゥスク首相らが出席するなか署名されました。ポーランドはAndurilとこの種の協定を結んだ初のヨーロッパ諸国となります。
Barracuda-500Mは射程900キロメートル超の自律型巡航ミサイルで、電子戦に強く、低コストで量産できる点が特徴とされます。1発あたりの価格は米国の同種巡航ミサイルの10分の1程度とされ、両社は当初の組み立てから段階的に現地生産へ移行し、将来的には年間数千発の生産を目指すとしています。まずWZL-2の施設で組み立てを行い、順次ポーランドおよびヨーロッパ製部品の比率を高めていく計画です。
現地生産により、同ミサイルは欧州連合の防衛調達枠組み「SAFE」の対象となり得るとされ、他の欧州諸国による調達にも道が開ける可能性があります。今回の協定は、かねて両社が交わしていた基本合意を具体的な生産計画へと進めたものです。Andurilのヨーロッパ担当バイスプレジデントBrian Moranは、生産をポーランドに持ち込むことは欧州の防衛産業基盤の構築を後押しし、大陸の防衛製造を変革する一歩になるとの認識を示しています。
Andurilについて
Andurilとは、2017年に設立された米国カリフォルニア州拠点の防衛テック企業です。Oculus創業者のPalmer Luckeyらによって立ち上げられ、自律型の防衛システムを迅速かつ低コストで量産することを掲げています。センサーやAIを統合する指揮統制ソフトウェア「Lattice」を中核に、無人機や巡航ミサイル、監視システムなどを幅広く手掛けます。既存の防衛大手とは異なり、商用部品を活用した大量生産アプローチを特徴とします。ソフトウェア主導で西側諸国の防衛能力を再構築することを目指す企業です。
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